あらすじ
意見を言ってはいけない不思議な会議。いまこの会議が大きな成果を挙げていると言ったら驚くだろうか。しかし、これは事実であり、多くの企業がこの質問会議を続々と導入し始めている。質問会議とは、意見を言わず、質問と答えだけで進行していく会議のこと。実は意見より質問の方が様々な点で優れている。まず発言のしやすさ、そして何よりも「チーム脳」が働きだすことである。質問という手法から、コーチングを思い浮かべる人がいるかも知れないが、実はこの質問会議は、コーチングのチーム版とも言うべきアクションラーニングに基礎をおいている。この手法を使うと、チーム活動が自律的に起こり、チーム全員の思考が共鳴し合って、より効果的な問題解決が可能になる。そして何より、チーム員のモチベーションが格段に上がる。本書は質問会議のノウハウをわかりやすく説明するとともに、さまざまな企業における導入事例と成果もあわせて紹介している。
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Posted by ブクログ
アクションラーニングのことが本当に良く分かる本。
1.問題を明確にする
2.問題を再定義する
3.同意を得る
4.目標とゴールの設定
5.アクションへ促す
6.そして振り返り
まるで、アジャイルのスプリントのようだ。ALコーチが参加者が問題に集中して学習することを忘れないように適宜質問をするというのも素晴らしい。
質問力、傾聴力、共感力、思考力、フレーム打破力を学ぶ事ができ、リーダーリップとチームビルディングもコミュニケーション能力もあがる。もう一回読もう。
Posted by ブクログ
質問とその回答のみで会議を行うというやりかた。
これによりグループ脳を効果的に働かせることができる。
会議にはルールがある。
1) 質問と回答のみしか発言は許されない。
(自発的に意見を述べるのはダメ)
2) 議長は会議のふりかえりを促さなければならない。
3) 会議は問題提起者からの問題説明(5分)からスタート。
事細かに説明してはだめ。必要であれば、会議参加者から質問が出るはず。
4) 6~8人程度が適当。
5) 問題に詳しい人が1~2人は必要だが、他のメンバーは詳しくないほうがよい。(多角的な解決の糸口を見出すため)
など