あらすじ
競争の激化、将来の不透明さが増す中、ビジネスパーソンが受けるストレスはますます大きなものとなってきました。
ビジネスは戦場である――そう言っても過言ではないでしょう。
組織のミッションを達成するためには、特に現場のリーダーが「折れない」ことが大切です。では、どんなにハードな状況でも折れないリーダーは一体何がちがうのでしょうか。
本書では、日本有数の高プレッシャー組織と言える自衛隊式のリーダーシップに、そのヒントを見出します。
災害派遣や訓練など、厳しい任務に取り組む自衛隊の強さは、「長期戦を戦い抜く強さ」にあります。自衛隊のリーダーは、合理的であることが何よりも求められます。
どんな状況でも任務を遂行するためには、合理的に戦力(=自分自身と部下の疲労度)を分析し、それに応じた臨機応変な戦い方をしていく必要があるのです。
本書では、陸上自衛隊初の心理幹部として、リーダー育成に取り組んできた著者が、超合理的な戦場仕様のリーダーシップを余すところなく伝えます。
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Posted by ブクログ
第二段階(疲労ダメージが2倍に、回復にも2倍の時間)にいる部下が半数以上、という状態でのリーダーシップについて。勝ちに行くのではなく負けない、ある時期までもたせる、折れない為には?
部下を掌握すること 特に健康状態、人間関係には配慮しまくる 話しやすい場を作る
企図の確立 何を、なんのために、いつまでに行うのかをリーダーである自分の中で超クリアにして覚悟する 必要に応じて仕事を切る勇気を持つこと
それを明示すること しつこいくらいの伝達がこの段階のメンバー、リーダーには必要
情報を提供すること 疑心暗鬼になりがちだから
リーダーも休む勇気を持つこと リーダーが休まなきゃメンバーは休めない
リーダーは焦らない(実際焦っていたとしても)安心させる
第一段階の運転手=リーダーは方向を示すだけでみんな元気に働いてくれるが
第二段階はもっと大変。各パーツをケアし、ベストな指示を細かく出す必要がある
心に留めておきたいリーダーシップ書でした。