【感想・ネタバレ】狐の飴売り~栄之助と大道芸人長屋の人々~のレビュー

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Posted by ブクログ

放蕩息子・栄之助はみなに助けられ、自立の道を目指してゆっくりと歩んでいく。
同じ長屋に住むのは大道芸人たち。
〈いろんなものを抱えて生きている〉一人一人の生き方にホロリとさせられる江戸人情噺。
登場人物の素直さに優しい気持ちになった。

インタビュー記事を読んでも
宮本紀子さんのお人柄が見えてくる。

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2017年10月02日

Posted by ブクログ

さる札差屋の放蕩息子が
吉原に入れ込んだ挙句
勘当同然になって
大道芸人たちが暮らす長屋に
ころがりこんでから
話が動き出す
その当時の庶民の生活が
実にていねいに、じんわりと
描かれていく
物語の面白さもさることながら
長屋に暮らす
一癖も二癖もある魅力的な住人たちの
この長屋に居つくまでの
「来し方」もなかなかのもの
巻末の参考文献の多様さが
作者宮本紀子さんの人柄が
表われているような気がします

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2017年11月30日

Posted by ブクログ

贅沢三昧に育てられた札差の放蕩息子が親に勘当され、大道芸人たちと長屋で暮らすハメになる。火も熾せない、飯の炊き方も知らない若旦那のもとに、元許嫁の家を継いだ弟の嫁が転がり込んでくる。大声で飴を売ることさえもできなかった男の成長物語。
よくある江戸人情物で、小説としての評価は4くらいでが、読み終えると爽やかな風が吹いているように感じる作品。

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2017年09月27日

Posted by ブクログ

熊の兄弟、一人芝居の男、猫の托鉢僧(たくはつそう)、茶売りの婆さん。こいつらと一緒に暮らす! ? このわたしが飴を売る! ? そこへ押しかけてきたのは、わたしを裏切った身重の元・許婚(いいなづけ)。もう、どうなっちまうんだい! 笑って泣けて、心がふわりと温まる江戸人情噺。

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2017年06月27日

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