【感想・ネタバレ】王道経営―――勝ち残る企業だけがやっていることのレビュー

あらすじ

ジョンソン&ジョンソンはじめ名門外資系トップを歴任した著者が、その40年以上にわたる経験から得た「王道経営」の理念と実践を語りつくす集大成。どんな名門企業も王道を外れては存続しえない。起業したばかりのベンチャーのトップから大企業の経営者まで、すべての経営者が読むべきバイブル!

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Posted by ブクログ

数々の企業で社長職を歴任し、現在でも多くの企業の社外取締役として活躍する企業運営のスペシャリストである著者が永続する企業に共通する経営の王道について書いた一冊。

経営者、社員、商品・サービス、顧客・社会満足、業績、株主とあらゆる視点から経営についての守るべき原理原則が書かれており大変勉強になりました。
6つをうまくループさせることにより、王道経営が成り立ち、企業が未来永劫繁栄する仕組みを理解することができました。
また有名企業の実例から王道経営のモデルも解説されており、理解した内容の正しさが裏打ちされ理解が進みました。
王道の道を行き、覇道はあっても邪道や無道には堕ちないことが大事であると全篇を通して感じました。
また、ビジネスの要諦とされるPDCサイクルやトレードオンといったことも解説されていて実践的な内容も学ぶこともできました。

全篇を通して継栄、朗働。にんべんに考えるではたらく、罪庫、経営屋と経営者など著者ならではの解釈された用語での解説が王道経営の理解を更に深めている印象を受けました。
また、挨拶をお元気さまと変えたエピソードは印象残りました。
あと、BSが出資者への配当の明細書であるということは勉強になった。

本書を読んでまずは経営者の質がまず問われ、そこから社員や商品などに波及し、業績が向上していくということを感じました。
また、理念の重要性や社会貢献と利益のバランスを考えることも永続していくためには必要とも感じました。
金言となる項目も多く、経営者として、人間としての王道を学ぶことのできた一冊でした。

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2018年10月07日

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