あらすじ
だれもが一度は口にしたことがある童唄のひとつ「カゴメ唄」は神道の奥義に関わる暗号歌だった。鶴と亀がすべって、夜明けの晩に現れるという籠の中の鳥の正体とは、いったい何か。カゴメを社紋とする元伊勢の極秘伝によって明らかになる未来預言を公開する。
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Posted by ブクログ
サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄先生と、謎学研究家三神たける氏が、古代史のミステリーに挑むシリーズ。2017年作品。
この古代史ミステリーのシリーズ、この作品以前の数作が期待を下回る出来だったので、この作品もあまり期待せずに読みましたが、これがなかなかの面白さ。裏神道組織「八咫烏」からの情報、飛鳥先生の「カゴメ唄」の謎解き、期待していなかったから余計かもしれませんが、素晴らしく面白かったです。
もちろん、今までのシリーズの内容のまとめ的な記述も多いですが、それが正に「籠目」のように編まれていき、このことがこのことにつながっていたんだな、という感動さえ味わえました。
「カゴメ唄」が予言唄だということなので、年号が変わるときに何が起こるかを予言していますが、近い未来の出来事なので楽しみな気分にもしてくれましたよ。