あらすじ
大蔵省のキャリア官僚が墜落死した。自殺か、他殺か――。「特命」で捜査に加わる捜査一課強行犯六係主任・松浦洋右警部補は、他殺の証拠を手にする。しかし、キャリア同士で大蔵省と取引した上層部により自殺と断定され、捜査は中止に。自らの属する組織と対峙し私的な捜査を続ける松浦は、政官財癒着を象徴する巨大な陰謀にたどり着くが……。
単行本刊行時に各紙誌で絶賛されベストセラーとなり、現在のブームの先駆となった〈レジェンド・オブ・警察小説〉が、待望の電子書籍化! 359ページ
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Posted by ブクログ
作品が初登場したような頃、「省庁再編」という話しが在ったので、例えば“大蔵省”というような「当時の用語」が在って、また作中の携帯電話の感じ等に作品の登場時期を感じるが…内容は些かも古さを感じない、なかなかに迫力が在るモノだ。或いは「少し前の“時代の波濤”に立ち向かった男の物語」という風情も漂う感じだ。少し夢中になってしまった…