あらすじ
勤め先が倒産し、再就職活動中の苑子。生来の地味さゆえか連敗中のある日、面接会場の窓から遠くのビルの屋上に建つ神社を見つけ、神頼みをする。数日後、採用が決まったのは、なんとその神社があるビルの受付だった。初出勤日の昼休み、何気なく屋上に上がった苑子はモッズコート姿で掃除をする神主の幹人と知り合い、弁当を分け合うことになり…。すこし不思議で心温まるお仕事ミステリー。
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
受付嬢として働き始めた苑子の勤務先のビルの屋上には、なぜか神社の鳥居とお社が。縁結びに御利益があると言われているらしく、様々な事情を抱えた人々がそこを訪れていて……。
令和7年4月24日~27日
Posted by ブクログ
「少し不思議で心温まるお仕事ミステリー」という巻末のあらすじに惹かれて読み始めた。
不思議さは、あまり感じなかったかなーー。
お仕事ミステリーではある。
主人公の特技がめちゃくちゃ羨ましかった。
人の顔を覚えるのが得意。
それって、すごいよいなー。
自分は、かなり忘れる人なので。。
こけしの事件は、感情移入をしてしまい、「あー、これをやられたら、辛い」と思った。
良い方なんだけどね。。。
恋愛要素が多めなので、なんか、ティーンズな香りがする。。。と、思ったら、著者さん、コバルト出身の方なのですね。
なんか納得。。
まあ、とりあえず、続きを読みます。
Posted by ブクログ
人の顔を覚えられる特技、いいなぁ!主人公苑子も神主さんも好きだし、話の雰囲気も好き。だけど、そもそも死に別れた伴侶がいる相手はしんどいっすわ…。しかも子どもいるし。苑子目線で読んでたハズが、奥さんに感情移入しちゃって。
Posted by ブクログ
応募した事務ではなくビルの受付担当として再就職した二十七歳の苑子と、こけしの絵付け講座からの窃盗他の謎たち。苑子の現実にいそうな地味さが良い。屋上の分社で三十一歳の神主と弁当とお供え物の和菓子を分け合うランチタイムも微笑ましい。気分を害されても嬉しそうに自信ありげに押す彼のずるさに若干モヤッとした。