【感想・ネタバレ】創造的人間のレビュー

あらすじ

人間のもつ創造の本質とは何か、科学と人間の関係はどうあるべきか、科学の進歩は人類に何をもたらすのか。
ゆきづまるかに見える科学文明の打開の道を模索し、人間の創造性の発言に光を見いだそうとする。日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川博士が、物理学に関心をもつ人だけでなく、ひろく一般の人たちに向けて、いまなお鋭い問題提起をあたえる書。
1、人間と科学
科学文明の中の人間、科学と人間性
2、創造者としての人間
模倣と独創、科学者の創造性、創造性と自己制御、学習と研究、創造性の尊重、天才と機械
3、科学の進化
科学とは何か、学問の自由と大学の理念、科学的志向について、東洋的思考、科学的思索における直観と抽象、発展途上における中間子論、中間子以後三十年、自然認識の現段階、物理学の老化と若返り、素粒子論に関する成人学校について。
解説井上 健

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Posted by ブクログ

理系特に数学寄りの物理学者の方が
考えているようなことは個人的に
すごくストンと腹落ちできる
自分もこういうタイプなんだろうな
と思いながら読んでました

文明、技術の恐ろしさやAIを連想
させるような人と機械の役割について
の意見など今見ても参考になります

高い感受性や直観などの抽象的な
ものを重視しつつも、論理的に
一般化することが必要だが、
それだけでなくそこから新しい発見
や価値観の創出が必要
→野中教授のSECIモデルと一緒だな
 と思いました

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2025年07月12日

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