あらすじ
田舎のサッカー少女だった深山あかねは、勝つことが大好き。仲間たちとサッカーに打ち込む日々を送っていた。そんなある日、父の仕事の都合で東京に引っ越すことに。
しかし、新天地の高校には女子サッカー部がなかった。部活を迷っている頃、サッカーで鍛えたあかねの足を気に入ったバドミントン部のコーチ・汐里にスカウトされる。
バドミントン部の強豪校で、初心者はあかねただ一人。クラスメイトでオリンピックを目指し、バドミントン一筋という鈴木佐羽子は、そんなあかねを快く受け入れられずにいた。
導かれるように出逢った羽根が、あかねの青春を変えていき……!?
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才能の眠る主人公
主人公の深山あかねは九州にの山間にある中学校に通う中3の女の子。
サッカー部に所属していて強豪校相手に快勝するくらい勢いがあったが、ある日父親から仕事の都合で東京に引っ越す事を告げられ中学最後の大会に出られないまま引っ越してしまった。
東京に行ってもサッカーを続けようと思いサッカー部の強豪校に入ろうと受験するも軒並み落ち、やっと入れた学校は女子サッカー部がないという状態に。
ある日体力測定で好記録を出したあかねは一人の女性に声をかけられた。
彼女は高校のバドミントン部のコーチであかねの潜在能力を見抜いてバドミントン部にスカウトしに来たのだった。
しかしその高校はスポーツの強い部活が多くスポーツ特待生の危機感を煽るために一般人に声をかけて入部させる事もあるというのだった。
試しにバドミントン部の練習を見ていたあかねは一人のプレーに魅せられた。
彼女は同じクラスの鈴木佐羽子だった。
クラスにいる時は引っ込み思案で声が小さかったがバドミントンをしている時はめちゃくちゃハキハキかっこいい。
学校に垂れ幕が飾られるくらい強豪校に未経験でありながら入部する事になってしまったあかねだった。
年月を経た経験を追い越すかもしれない初心者の猛追はどんなジャンルの経験者でも焦ってしまうもの。
これからあかねがどう成長していくのか楽しみ。