あらすじ
ルカに憑依したミカエルが、キースを荒々しく抱いた夜――。ルシファーとしての記憶を取り戻したキースの前に、ついにミカエルが降臨!! けれどどんなにかき口説かれても、キースはその愛を受け入れない。俺のために、躊躇なく神に叛(そむ)くおまえが怖い――封印は解かれたのに、下界に留まり拒絶するキースに、ミカエルは苛立ちを募らせて!? 神をも畏れぬ愛に殉じ、激情を貫く堕天使たちの恋!! ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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愛って..
影の館を読んで続きが気になり読みました。これから読まれる方は順番に3冊まとめて読まれることをおすすめします。
キースとしての人生を捨ててまでルカ(アシタロテ)を救いたかったというのは納得できます。やっぱりルシファーらしいなと。
ミカエルは心は手に入らないとわかっていてルシファーから無理やり全てを奪ったのだから、どこまでも追いかけて永遠に愛情を注ぐことをやめてはいけない。たとえ振り向いてもらえなくても諦めることは許されないと思います。それがミカエルの愛なのかなと思いました。
明るいラブラブな話ではないので、色々考えさせられましたが、私はすごくはまってしまいました。転生したときってどうなるんだろうとか天使についてとかシャヘルの制度に抜け道はないかとか真剣に考えるくらいに。
でも、ミカエルの一方的な執着と神からの嫉妬という三角関係の根本的な解決にはなっていないので本当にこのままエンドなのかというもやもやが残ります。もし続きを期待できるならルシファーがシャヘルの呪縛を打ち破ってミカエルと自分の気持ちと向き合えたらいいなと思います。