あらすじ
「お母さんは真由美ちゃんのこと大好きよ」「ほんとう? ママ、今のことば何度も言って」……重症のチック症に苦しんでいた5歳の真由美ちゃんのお母さんは、下の子が生まれてからは真由美ちゃんにやさしいことばをかけたことがなかったことに気づきました。それから数か月後、チック症はうそのように治りました。実際にあった本当の話です。自由に名を借りた放任主義や甘やかしを一切認めないスパルタ主義などがもてはやされた時期がありました。しかし、子育てに理屈は要りません。「甘え」や「わがまま」さえも包み込む大きな愛だけが、親子の心を一つにします。「お母さんはあなたが大好きよ」「あなたはお母さんの宝物よ」「どんなことがあってもお母さんはあなたの味方よ」……本書は、この三つの“魔法のことば”と愛情で、子どもをいきいきと変身させる子育ての心得をアドバイスします。子育てに一人悩むお母さんに贈る愛と勇気の育児書。
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Posted by ブクログ
子どもの欠点や短所ばかり見つめてイライラしていた自分を反省した。いいところを見てほめて伸ばすと、子どもは自信を持ち、元気に笑顔になるということを知った。母性をうまく愛情に切り換えて、子どもの願いを叶えられたらいいと思う。「ガミガミお母さんはわが子のあるがままの姿を受けいれていない」というところは肝に命じたいと思った。私も気をつけたい。子どもを大切にしたいし、子どもにも大切にしていることを積極的に伝えていきたいと思う。
Posted by ブクログ
おすすめ度:100点
言葉のひとことひとことが持つその重さ、重要さ、そして、怖さを思い知った。
緊張してドキドキと心臓の鼓動を聞きながら読み進めた。
そのひとことが魔法の言葉にもなるし、道を外させ心をを踏みにじってしまうこともある。その人の人生を破滅させてしまうこともある。言葉は、怖い。恐ろしい。
ましていわんや、相手は何の抵抗の手段も持たない子供だ。
「許す」「褒める」「甘やかす」。キーワードはこれだ。常に意識し、肝に銘じ、今後も子供と接していきたい。いかなければならない。
いわんや、我が家庭の特殊事情。母親がいない境遇におかれている息子にとって、私が唯一の信じてほしい最後の綱だ。砦だ。母親に甘えられない息子が頼れるのは最終的には私だ。私が裏切ったら息子が頼れる人はいなくなってしまう。
父から、生涯初めてかつただ一度「読んでみたら」と勧められた本。父も母も(息子からみると祖父も祖母も)読んだ。家族一丸となって息子を褒め、甘えさせたい。そうすることを私は誓う。
Posted by ブクログ
読みながら、何度か涙しました...
そう、私は子どもを愛しく思っているし、その子らしく育ってくれたら良いと思っている。でも、そのことを意識して、丁寧に伝えることが、それほどあっただろうか、と。
そしてガミガミ、親の要求は、何気なく、何度も繰り返しては、いなかったかと...。
その怖さと、愚かさを、たくさん感じさせられました。
これからの子育てでは「あなたを大切に思っている」と、意識してたくさん伝えていこう、と決めました。