【感想・ネタバレ】あなたに捧げる赤い薔薇のレビュー

あらすじ

「君が何と言おうと、別れるつもりはない。絶対にだ」我儘で高飛車な女だと社交界で嫌われるローゼンシュタイン伯爵夫人オフィーリア。しかし、それは夫が愛する人と結ばれるため、わざと嫌われ者を演じる偽りの姿だった。愚かな妻として愛想をつかされ離縁されることを望む彼女を、伯爵は頑なに手放そうとはしなくて……!? 愛する男のために己を犠牲にしようとした女のすれ違いラブ。WEB掲載作に書き下ろしを加え書籍化!

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そもそも旦那様とイトコが。

あんまりガチっぽいことを言うのもアレだけど。
いくら恋人関係ではないと当人同士が否定しても、貴族社会では、いったんそれが本当だと認識されてしまったら、事実とは違っていても事実として扱われるわけですよ。だから、いくらダイアナやオルフェウスが否定しても、結婚後も同じ屋敷に住んでいて仲むつまじくやっていたら、もうそれは、二人は恋人同士、なのが事実。だから、結婚後も同じ屋敷に住むことを承諾してくれ、などと頼んだダイアナと、それを受け入れてオフィーリアに頼んだオルフェウスが間違いなのです。貴族社会で生きる身としては、いくら社交に疎くてもそれぐらい分かっていないとね・・・。
オフィーリアの努力の方向もゆがんでいたけど、まぁ、全員がそれぞれ違う方向にこじらせてしまって。誰かさっさと本当のこと言えばいいのに!と思うわけです。
やっぱり、嘘はいけません。本当のことを言わないと、時間が経つにつれ、ますます言えなくなるのだから。

3
2021年05月04日

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