あらすじ
年上紳士に恋した寄る辺のない娘。でも、彼の心は難攻不落で……。
1900年アトランタ。二十歳のクレアは自動車整備工の叔父を手伝い、全身すすだらけになりながらも、毎日楽しく暮らしていた。だがある日、最愛の叔父が急死し、彼女は天涯孤独になってしまった。生きるよすがを失った不安と悲しみに押し潰されそうになっていると、かねてより慕う裕福な銀行家のジョンから結婚を申し込まれた。突然の申し出に驚くとともに胸を高鳴らせるクレアだったが、ほどなく、ジョンのひどい仕打ちに打ちのめされる――この結婚は、今は彼の上司の妻である元婚約者との噂を避けるための見せかけにすぎないことを、露骨に冷淡な態度で示されたのだ。しかも彼は、美しき元婚約者にいまだに想いを寄せているようで……。■北米ロマンス界の最重鎮がつづる、19世紀末のアメリカが舞台の“ライトヒストリカル”をお贈りいたします。好感度・共感度の高いヒロインを筆頭に、個性豊かな脇役たちが物語に彩りを添えます。当時の上流社会も垣間見ることができ、読み応え充分の秀作です!
感情タグBEST3
©︎1997年
スーザン・カイル名義でハーレクイン社以外から出ていた作品。日本の取り扱い出版社ランダムハウスが2012年に倒産してからどうなるのかと思っていましたが、やっとHQ社が出してくれた。
物語は400ページ越でなかなか盛りだくさん。
ヒロインが素晴らしく、ヒーローは糞であった事は知っていたが、本当にどーしょもないヒーローでした。
最後もう少しヒーローの名誉挽回(ヒロインに対して)が有ったら良かったかな?必死サが足らないと残念に思うけど、HQよりホットな描写が多いのは出版社の意向でしょうか?
でも、新鮮に一気に読めました。