【感想・ネタバレ】常夜ノ国ノ天照のレビュー

あらすじ

『天照』――それは、若く、まばゆく、常夜を照らす、光のむすめ。

隻眼の女子高生、火野坂暁が迷い込んだのは、真っ暗な異世界だった。
窮地を救ってくれた英国紳士のミニ・クーパーや〈良い飴屋〉と名乗る男が率いるヒガシ町の男達と共に、自分の命を執拗に狙うニシ町と戦うことになった暁。
決して明けぬ夜空の下に渦巻くのは、〈ニシ町〉の男達の欲望、〈ヒガシ町〉の男達の哀しみ、そして途方もない〈絶望〉の影。
そして、この国で唯一の女――『天照』の本当の役割を教えられた時、彼女はある決断をする――。

「わたし、誰にもいなくなってほしくない。みんなといっしょに生きていたい」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラーオカルト。
この方の作品だからオカルトなのはわかってたが、思ってたよりもスプラッタ。
だが読み進めるとやはり面白い。天照とお狐様と未来は見えないけれど、絶望はしたくないけども、前へ進んでいく。
クーパーよいよ。車詳しくないけど、クーパーかわいいしカッコいいよ。暁もカッコいいけどかわいいよ。
約のない未来は怖いけれど、いつか会えるなら幸せな未来を夢見てる。

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2023年12月28日

Posted by ブクログ

 狂った神が居座り、水子が流れ着き、時折若いむすめを引きずり込む世界。ここのものを食べたが最期、死んでも出られなくなる世界。永遠に終わりそうもない、善と悪の戦いが続く世界。
 ああ、確かに。確かにそうだ。
 こんな世界は「なくてもいい」どころか、「ないほうがいい」のだ……。
「だが、大勢が生きる世界を壊す権利は、誰も持っちゃいない」
(P.361)

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2018年09月07日

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