【感想・ネタバレ】女の子は、明日も。のレビュー

あらすじ

略奪婚をした専業主婦の満里子、女性誌編集者の悠希、不妊治療を始めた仁美、人気翻訳家の理央。元同級生達は再会を機にそれぞれの悩みに向き合うことになる。前妻への罪悪感、要領のいい後輩への嫉妬、妊娠できない焦り、好奇の目に晒される戸惑い――。華やかな外見に隠された女性同士の痛すぎる友情と葛藤、そしてその先をリアルに描く衝撃作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今の私の世代の女性4人のお話。
同じ高校で過ごした女子たちだが、当時は一緒にグループにいた訳ではなく、偶然大人になってから集まることになる。

不倫で夫を略奪し、医者の妻として女性であることをすべて自然に受け止めて生きるまりこ。

バリバリ仕事をしてるけど、ある日子宮内膜症が見つかり、その後妊娠して、、、
「女の子であることを利用して生きるな」と親から言われ続けていたせいで30代まで人に媚びることなくエリートとして生きてきたゆうき。

4人の中では1番普通の子、ひとみ。
平凡な旦那さんと暮らすが、不妊治療に悩み、他人の幸せを喜べなくなっている。

自分の道を生きる元気な女の子、りお。
けど、実は貧血を持っていたり、まわりからは「なんでも持ってて羨ましい」と思われるけど実際はそんなことない。

女って生きるの難しいし、どの女の子も世の中にいるからそりゃ気遣って生きるよなーとか考えた。
私自身はいま子供は別に要らないし、けどぼんやり結婚はしたいなあと思ったり。毎日のんびり考えるけど人生の選択肢が広すぎて難しい。

ゆうきが言うように、女であることを利用してずる賢く生きる女がどうも苦手なのも共感。
でも女であることを受け入れたり、たまには人に甘えてみたりすることも大事なのかなって思えた。

他人の結婚や出産の話に対して「負けた」と思うことがあるのも事実で、そんな自分も嫌になることがある。代わりに自分のキャリアでマウント染みた発言をしてしまうこともある。

みんな平等に欲しいものや手に入らないものがきっとあるから、もっとお互いを認め合って生きていきたいな。

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4人の女性をメインに、30代女性が悩んでいそうなテーマを選んである。
お互いが妬みあって嫌な話になるのかと思いきや
それぞれがとてもいい人で、読んでいて気持ちいい。
あと、旦那さんがどの人もとってもいい人に見えて
うらやましくなりました。
読み終えた後も、気持ちよくいられます。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校の同級生4人が偶然再開してそれぞれゆるく影響し合う?話。
4人の絶妙な距離感と、それぞれの悩みを描いてる。隣の芝は青い。
年齢すごく近いけど、あんまりしみじみとはこないかも。。。そもそもこんな微妙な距離感の友達いない。。

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

斉藤満里子
略奪婚をした専業主婦。千葉の片隅の町にある公立高校で、満里子、悠希、理央、仁美は同級生だった。旧姓渡辺。

山本悠希
女性誌編集者。旧姓衛藤。

桜井理央
人気翻訳家。父親の仕事の都合で、小学校と中学校のほとんどをヨーロッパ各地をまわって暮らしていた帰国子女。旧姓橘。

垣内仁美
マッサージ師。旧姓瀬戸。都心の一等地にあるマッサージサロン。不妊治療をしている。

満里子の夫
私立の総合病院で眼科の勤務医をしている。満里子の十五歳年上。

満里子の夫の元妻
皮膚科の医師。

健吾
悠希の夫。五歳年下。飲食店勤務。料理人兼バーテン。

真也
理央の夫。大学の同級生。広告会社でグラフィックデザイナーをしている。

浩介
仁美の夫。三歳年上。電子部品メーカーに勤めている。

アヤノ
満里子の家のパーティーにやってくる女性の内科医。

田村龍
総合受付で働いていたが辞めた。アコギの弾き語りシンガー。

保科
副編集長。悠希の四年先輩。

有村美加
悠希の後輩。センスはある。

シマ
志摩。健吾の後輩。

丸井
読者モニター。専業主婦。

長谷川
読者モニター。専業主婦。

大塚
読者モニター。アパレルの広報。

鎌田
読者モニター。商社の秘書課。

松本
マッサージの常連。

畑中
マッサージ師。離婚が成立し四国の実家へ帰る。

黒川
不妊治療のクリニックで仁美と知り合う。


理央の大学時代の友達。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

異なる環境で生きている4人の女性の物語。
"女"であるからこその悩み、苦しみをそれぞれ抱えていて胸が苦しくなる部分もありました。

それぞれの悩みが解決してハッピーエンド、とはならなかったけれどスッキリする結末でした。

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2020年08月24日

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