【感想・ネタバレ】カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年間のすべてのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜカルトにのめり込むのか、何がそんなに魅力的なのか…と疑問があったため手に取りました。

なるほど、証人以外はサタンの手のものという囲い込みと、内部での貢献度による評価、よい出来事のすべてはエホバの恩恵によるもので、最終的に証人だけは楽園で永遠を手にすることができるというご褒美制度(不確定)。

著者はかなり聖書を読み込んで論理的な面から傾倒していた頃もあるようですが、聖書自体の信頼性や妥当性が揺らげば、その教えも当然瓦解しますよね。

証人は真理ではないと気づく過程で、マルチと同じ仕組みだという件が出てきますが、本当にその通りなのです。

気づいたときには多くの犠牲を払っているため、抜け出すのも一苦労…。

著者も言っていますが、何を信じるのもほどほどがいいですね。絶体的なものなんてこの世にはないのですから。

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

■マルチ・ネットワーク・ビジネスと宗教の共通要素。
①絶対性(これが絶対の宗教・商品)
②純粋性(私たちの教義・商品以外は信用できない)
③選民性(私たちの教団・商品は選ばれている)

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

前、近所にこの宗教の人や他の新興宗教の人がいたので、様々な疑問が解けた。そうそう、奥さんが熱心な信者で旦那さんは入っていなかったな、神社はダメ、お葬式やお墓もダメ、お祭りや学校のイベントには参加せず、独特の服で近所を回り、働いている近所の母親達には「正社員なんて信じられない、なぜ働くの?」とか「大学なんて行く意味ない」とか言ってたわ!など。新興宗教も含め、宗教なんてトップの人達がお布施や寄付などで豪遊しているのが真実。抜けると宗教だけで繋がっていたコミュニティから嫌がらせや迫害を受けたり、拠り所がなくなってしまう孤独があるから難しいのだろうなとも思うけど。著者が洗脳から解けていく過程、疑問に感じてからカルトだと気づくまでのスピードが速かった。

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2023年02月15日

Posted by ブクログ

信仰宗教の信者達は自分達がカルト集団だという認識は無いんですね。まぁそうでしょう。聖書を自分達の教義に合うよう捻じ曲げて改ざんしてるとか、ハルマゲドン(世界の終わり)が来る気配が無いから勝手に解釈をねじ曲げて先延ばしにした、とかきちんと考えればおかしい事が沢山あるのに見て見ぬ振りなのかそれとも自分達に都合良く考えるのか…。笑ったのがものみの塔が忌み嫌っているフリーメーソンに創業者のラッセルがメンバーとして関わっていた事実。寄付として会員達から吸い上げたお金でトップの人達は豪邸を買い、市場に投資し運用してる矛盾。これを信者達は皆知っているんだろうか?宗教ってマルチ商法と同じなんだ。どんどん信者を増やしていかないと成り立たない。トップに君臨する者達は間違いなくここを理解しているんだろうが、下々の人達は騙され真面目に布教活動をする…気の毒でならない…
宗教が存続するのはそれを必要とする人がいるからだが、それぞれ自分の宗教が一番優れていると信じていて他の宗教を排他しようとするが故宗教論争が起こるのだ。世界が平和になる為には自分が信じる宗教を皆が一斉のせで同時に捨てればいい、という発想はなるほどと思えた。
筆者の親族・友人を改心させる下りはロジカルで分かりやすくすかっとした。
ここまで詳しく信仰宗教の内情が描かれてる本を読んだ事なかった。おススメ。

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2020年12月01日

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とても真面目なノンフィクションですね。無宗教を絵に描いたような私ですけど、人々は何故に宗教にのめり込めるのか分からず幾つか関する本を読んだことはあるけれど当書はとても分かり易かった。JWの熱心な信者だった著者が曲折を経て脱退するのですが、真面目に宗教を考えている姿勢に共感を覚えました。暴露本でもなく興味本でもないので 読んで良かったと感じられました♪

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

幼少期からエホバの証人となっていた著者が、証人となった契機、組織のルール、いかにして脱退したかなどが具体的に書かれており、面白かった。
エホバの証人の矛盾点やカルトの特徴は非常に興味深かった。

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2020年05月11日

Posted by ブクログ

時々巷を騒がすカルト宗教。
縁無いようでいて、実は日常に溶け込んでいる宗教(または宗教的なもの)。
カルトの定義は置いておいて、非常に興味深く読んだ。
そもそも、宗教に依る事が分からない。
何かの規範がないと立ち行かないのが分からない。
だから興味がある。
この本を読んで、宗教にガッシリ浸かっている生き方を垣間見た気がする。
アイデンティティにまで食い込んでしまうとは侮れない。
でも全て〝それ〟を軸に何年も暮らせば無理もないのか。

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2017年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

洗脳の解け方がこれまたスピリチュアル。
その後、徹底的に調べて親族を洗脳解約させている。どれほどのエネルギーと時間が要ったのだろう。

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2023年04月05日

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