【感想・ネタバレ】犬の気持ちがもっとわかる本 獣医が伝えるアニマルコミュニケーションのレビュー

あらすじ

飼い主を愛し、しあわせにすること。それがぼくたちのすべて――
犬の気持ちがわかる9つのストーリーと誰でもできる犬との心の通わせ方

● 家族とともに悲しみの日々を乗り越えたラブラドール・レトリバーの「ロン」
● 何があっても人との絆を信じ続けるキャバリアの「ハル」
● 家族を守る仕事を託して逝ったバセンジーの「やまと」……

獣医であり、アニマルコミュニケーターの第一人者が教える、〈犬の気持ちがわかる9つのストーリー〉と〈誰でもできる犬とのアニマルコミュニケーション〉

犬たちが、どんなに飼い主を愛し、役に立ちたい、家族を守りたいと願っているか、また人と同じように「成し遂げるべき目的」を持って、どんなに懸命に生きているか、犬のほんとうの気持ちがわかる1冊です。

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Posted by ブクログ

たかえす動物愛護病院の獣医であり、アニマルコミュニケーターでもある高江洲薫院長の著書。
私は、愛犬と心と心で語り合うコミュニケーションは、しつけよりも大事だと思っている。

18歳まで生きたダックスフント・ルーシーが印象的だった。
ルーシーは本当は15歳で亡くなる運命だったけれど、自分の生まれ変わりを犠牲にしてでも、飼い主と一緒に過ごすことを選んだ。そして、その選択は間違いではなかったと、中間世で3年待たせたソウルグループに話し、それを聞いたみんなもその判断に感動し、次は自分もそうしたいと賛同してくれたという話。

他にも様々なケースであったり、具体的なアニマルコミュニケーション方法もあり、期待以上の充実した内容だった。

*****

多くの飼い主さんは「かわいいね」「大好きだよ」と愛犬に話しかけることはします。でも、愛犬が何と言っているのか、何を伝えようとしているのかを、わかろうとしていないことがあります。「吠えているけど、何を言いたいかわからない」と、はじめから聞こうとしないのです。
わからなくてもいいから、「あなたの気持ちを教えて?」と話しかけてほしいのです。「わからないから、わかるように教えてほしい」「いつかわかるようになるからね」と、耳を傾けてあげれば犬はうれしくなります。

犬に言葉をかけるのは、とても大切なことです。ぜひ、あなたの愛犬のすばらしいところをほめ、愛情をたくさん伝えてあげてください。そのうえでさらに、一方的に話しかけるだけではなく、犬の気持ちを感じるように心がけてみてください。

彼らは人の言葉を話しませんが、それでも「自分の愛する飼い主は、必ず自分の心を理解してくれる」と信じています。
人は魂、心、感覚などの繊細で複雑な情報を、言葉という制限された記号を使って表しています。そのため、「言葉がわからなければ、気持ちなんてわからない」と決めつけてしまいがちです。
人のように言葉にはしなくても、彼らはいつも一生懸命メッセージを送っています。

心と心で語り合うコミュニケーションで、動物がどれほど人を愛しているのかを知ってほしいのです。そして、お互いに理解し合い、ともに成長してください。

言霊=犬にとってとっても必要な癒しの言葉
「ずっといっしょにいるから大丈夫だよ」
「あなたは私にとってなくてはならない存在だよ」
「どんなことがあっても絶対に守るよ」
「あなたはかけがえのない宝物だよ」
「あなたのがんばりに感謝しているよ」
「これからは、もっとあなたの気持ちを大切にするね」
「話してくれてありがとう」

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「飼い主」と「愛犬」とのコミュニケーションって、自分自身の「魂」と「肉体」とのコミュニケーションにも通じるものがある。

「愛犬」も「肉体」も言葉を持たないけれど、しっかりとした意思があって、それに気付いて欲しくて、良くも悪くも問題や症状で色んなサインを送ってくる。
そのサインに気付けず無視していると問題や不調は悪化するし、サインに耳を傾けることで、どんどんと関係がよくなっていく。

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2019年01月10日

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