あらすじ
子どもの頃から多動で不注意。忘れ物や遅刻は数知れず。おまけに大学入試にも全敗! 失敗続きだった人生は、34歳で「成人ADHD」と診断されたことで、劇的に変わった。適切な薬を服用し、ADHDと正面から向き合ったことで、「障害」が「強み」に転じたからである。実は世の天才、成功者は「ADHDだらけ」だったのだ! アメリカ在住20年の起業家・コンサルタントが綴った驚きと感動の手記。
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Posted by ブクログ
「狩りをしていた民族ではADHDの特性を持った人の方が栄養状態が良かった」という文章が1番印象に残った。ADHDの特性を持つ人は別に特別じゃないということがとても実感できたからである。ADHDの特性を持つ人が生きづらさを感じている原因は現代の社会にあって発達障害があること自体はマイナスなことではないとこの本を読んで思えた。
この著者のこれまでの人生で色々な体験や経験、人との関わりがあってADHDの特性が大きくプラスに働いたことがいくつかあって今があるのだと思った。もちろん、本に書いてない失敗談などはたくさんあったと思うけれど、それでもADHDの特性を持つことで不利なことばかりではないことがわかり、社会はもっと色々な特性を持つ人をその人にあった環境を提供することでより発達できるのではないかと強く感じた。
日本では特に人と違う部分を敬遠してしまいがちのように感じるけれど、その人のいい所をもっと伸ばしたり、自分も伸ばして貰えるような社会になったらいいなと感じた。