あらすじ
あなたの過去も、傷も、孤独も愛したい。
蒲生田の「襲撃」により心も身体も傷つけられた瑠璃。
それでも逆瀬川を想う気持ちだけは、親友のトモから涙ながらに止められても、抑えることができなかった。
そんな中、すべての事情を知った逆瀬川の元妻が、瑠璃を強引に連れ出し…?
誰からも祝福されることのない、二人の関係。
情熱と、情念と、情欲の恋物語――完結。
毎日タバコを受け取る逆瀬川さんの、その手に触れたかった─。
大学生になり、コンビニでアルバイトを始めた瑠璃。
あることをきっかけに、いつも「6ミリのタバコ」を買いに来る男・逆瀬川にのめり込んでいく。
キケンな仕事、キャバクラ通い、バツイチ…とにかく”危ない”男に振り回されつつも、
純粋な恋心を向け続ける瑠璃。
”恋”と一言であらわしてはいけないような、二人の関係は一体どこへ向かうのか。
最初は、『潜熱』のタイトルと、表紙絵の綺麗さに惹かれなんとなく読み始めた。
タバコを吸うおじさまって、雰囲気がとてもエロく、遊び方も知っておりカッコいいではないか。
そんなふわふわした気持ちで読んでいくうちに、ただおじさまがカッコいいだけではないことに気づく。
このおじさま、めちゃくちゃに女心を振り回すのだ。
野田先生の心象描写で、逆瀬川に振り回されまくる瑠璃の心が、痛いほど伝わってくる。
だが、振り回されるからこそ力強く、鮮烈的な想いがどんどん湧いてくる。
そんな切なくて、儚くて、熱いストーリーをより多くの人に体験してほしい。
感情タグBEST3
やめられない
最後まで読みたい気持ちが抑えきれずに購入しました…誰目線で読むかによってだいぶ感情がちがうかなぁと思います。終わり方がたまらないですね。描写が好きです。
何度も読み返してます
「潜熱」というタイトルがぴったりです。
瑠璃の内に秘める真っ直ぐな情熱を最後まで覗き見してるような物語でした。
こんなに一途に気持ちを貫けるような相手に出会えて素晴らしいなと思います。
相思相愛の温度のバランスも良かった。
好き嫌いがはっきりしてる作品
わたしはとても好き
誰もこの恋を応援してくれなくても
親友も親も悲しませても別離しても
大切なものを失ってでも欲しい人がいる
瑠璃が誰の意見にも耳を貸さないけど
でも絶対にブレないから
見た目のか弱さに反して鉄メンタルで
無茶もやるし怯まない。
行き着く先が崖でも
崖に向かって走る人生でも
自分で選んで自分で手に入れたんだから
わたしは凄くかっこいいと思う。
普通の漫画なら最後にあかりの事件で
別れて終わりだと思う。
数年後大人になって普通の彼氏が出来て
10代の頃の鮮やかな出来事でしたみたいな。
でもそうじゃなくてちゃんと貫いていた。
2人はずっと離れないよね。瑠璃頑張ったね。
おめでとう。