【感想・ネタバレ】潜熱 2のレビュー

毎日タバコを受け取る逆瀬川さんの、その手に触れたかった─。

大学生になり、コンビニでアルバイトを始めた瑠璃。
あることをきっかけに、いつも「6ミリのタバコ」を買いに来る男・逆瀬川にのめり込んでいく。
キケンな仕事、キャバクラ通い、バツイチ…とにかく”危ない”男に振り回されつつも、
純粋な恋心を向け続ける瑠璃。
”恋”と一言であらわしてはいけないような、二人の関係は一体どこへ向かうのか。

最初は、『潜熱』のタイトルと、表紙絵の綺麗さに惹かれなんとなく読み始めた。
タバコを吸うおじさまって、雰囲気がとてもエロく、遊び方も知っておりカッコいいではないか。
そんなふわふわした気持ちで読んでいくうちに、ただおじさまがカッコいいだけではないことに気づく。
このおじさま、めちゃくちゃに女心を振り回すのだ。
野田先生の心象描写で、逆瀬川に振り回されまくる瑠璃の心が、痛いほど伝わってくる。
だが、振り回されるからこそ力強く、鮮烈的な想いがどんどん湧いてくる。
そんな切なくて、儚くて、熱いストーリーをより多くの人に体験してほしい。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

おもしろい

2021年08月22日

細身で凄みのあるおっさんって妙に魅力的に見えるときあるよね…。しかし派手さのかけらもない主人公がヤクザに惚れるなんて。続きが気になります!

0

シリーズ作品レビュー

「青年マンガ」ランキング