【感想・ネタバレ】銀座千と一の物語のレビュー

あらすじ

銀座は、すべてを教えてくれる――

だれもが憧れる街、銀座。そこには恋も、挫折も、野心も、生きがいもある。
なにかを期待するから、この街に男も女も引き寄せられ、なにかが起きるから、人生は彩られていく。
銀座は、何気ない日常の中の特別な舞台――。
「銀座百点」で好評連載された33のショートストーリーに、撮り下ろしの写真を多数収録。
宝石箱のような一冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私は大阪の生まれだから銀座は知らない。
だが似ていた。亡くなった父に連れられて
何度も歩いた…大阪のキタ。梅田や北新地。
荘重なビルヂングやダンスホール。
百貨店や老舗の書店。銀行。

今では失われた街並だが
キタはそのままキタとして息づいている。

上質の大人の物語が、どれも心地よかった。
男たちも女たちも、がっついていない。

齢を重ねてこその
後ろを振り返り懐かしむ余裕と
さばさばした諦念が
一人ひとりを美しく映えさせて
いまの銀座も昔の銀座もあるべき姿で
そこに確かに在り続けている。

「夜のサクランボ」と「ありがとう」
この二編をお薦めします。

変わっても変わらない銀座というところと
長い歳月だけが可能にする偶然の物語。

いいタイミングで読めたような気がします。

0
2017年04月16日

Posted by ブクログ

誰でも"銀座"という街の名前は知っている。
でも銀座のイメージは十人十色。
だから面白い。
待ち合わせの合間や通勤途中にちょうど良いショートストーリー。
1話1話の話は短いけど良い。

0
2017年07月09日

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