【感想・ネタバレ】いまさら聞けない健康の常識・非常識のレビュー

あらすじ

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医学は日々進歩しています。
一昔前なら体にいいとされていたことが、最新の調査で実は全然そうではなかった、ということが少なくありません。
例えば風邪の特効薬といわれる抗生物質や解熱剤も、風邪にはいい効果をもたらさないのです。
「タマネギは血液をサラサラにする」とか「ガンは遺伝だから予防することはできない」「こまめに水分補給していれば熱中症にはならない」などもすべてウソです。
本書は、科学的根拠から「本当の健康常識」をみなさんに知ってもらうための本です。
本書をしっかり読んで実践していただければ、内臓が元気になって足腰も丈夫になって、自分の足でいつまでも歩けるようになり、血管血液も実年齢以上に若返り、健康寿命を延ばすことができるのです。

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Posted by ブクログ

あまりに有名なキャッチフレーズ「腸まで生きて届く乳酸菌」。ところが、このフレーズは全くの嘘で、ほとんどの菌は胃液で死滅してしまうことがテレビで紹介されていた。他方、本書は、乳酸菌は生きていても死んでいても腸に届いて腸内細菌の餌となり腸内環境を整えてくれることを教えてくれる。よくよく考えれば、そもそも私たちの口にするもののほとんどが死んだもの。だけど全てが栄養となっている。大事なのは、微生物が生きているか死んでいるかではなく腸内細菌の餌となるものをしっかり食べることなのだ。
また、食べ過ぎと動脈硬化を招くとして悪者扱いしてきたコレステロールが、2015年に食事で体内のコレステロール値は大きく変わらないと発表される。コレステロールが多いから卵はたくさん食べない方がいいという考え方は間違いとなる。ところが、このエビデンスとなった研究のサンプルの中には実はコレステロールが上がったサンプルもある。見逃せない重要な事実である。新常識もケースバイケースといったところか。医学の常識は新たな研究によって年々変わっていく。目からうろこ落ちまくりの一冊やった。

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2018年04月15日

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