あらすじ
巨大企業総帥で億万長者のデイモン・デュカキスに買収された?ポリーは信じられなかった。父の経営するこの小さな広告代理店を彼が手に入れた理由があるとすれば、一つだけ。行方不明になっている私の父をおびきだすためだろう。じつはデイモンの妹とポリーの父は駆け落ちしていた。昔から娘のことには無関心で、結婚と離婚を繰り返してきた父が、反省して戻ってくるなどありえない。「君の父親はどこにいるんだ?」デイモンから問い詰められても、本当にポリーは知らなかったのだ。焦らされた彼は強硬手段に出る。いきなり彼女の唇を奪ったのだ!■明るく爽やかなテンポと、甘酸っぱいせつなさ──ロマンス作品に欠かせないこのふたつの要素をうまく融合させた、サラ・モーガンの代表作といってもいい名作です!
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感情タグBEST3
サラ・モーガンの代表作って納得
ポリー父の経営する小さな広告代理店が、巨大企業を率いるデイモン-デュカキスに買収された。彼が自分たちの会社に興味を持つとしたら理由は一つ、父が彼女の妹と駆け落ちしたから。ポリーにとってここで働く従業員は家族同様で、切り捨てるなんて絶対にさせないと彼女は奔走する。最愛の妹を奪った男の娘であり、10年前その妹を退学処分にさせた本人でもある彼女に、初期は、嫌悪感しか抱かなかったデイモンが、彼女の賢明さ、やさしさ、明るさ、聡明さを知るにつれて、惹かれるのをとめられなくたって。。。デイモンのポリーに対する初期の態度は、嫌悪感丸出しでいいものではありませんが、それをものともせず、くじけず、前向きな彼女が、とても素晴らしく、彼女の考え、発言、すべてに女性として憧れます。こんな風に頑張れたらいいなとか、素直になれたらいいな、とか、話もテンポもとてもいいです。デイモンも嫌な男ではなく、間違ったら直していく素直な態度が読んでいて気持ちいいです。私は大満足でした。ハーレクイーンによくあるヒステリックな女性がいないから、それも良かった。