【感想・ネタバレ】秘密結社Ladybirdと僕の6日間のレビュー

あらすじ

勉強も部活も恋も、何もかも中途半端な18歳の少年が出会ったのは、
鳥肌が立つくらい、本気になって“今”を生きている大人たちだった……。


主人公の颯汰(そうた)は誰もが羨む水泳のセンスを持つ高校3年生。
しかしライバルに本気で挑んで負けるのが怖く、早々に水泳を辞めて「書道部」に所属しながらダラダラした受験生活を送っている。
そんなある日、颯汰は熱中症になって道端で倒れてしまう。
次に彼が目を覚ますと、そこは父親がお気に入りで何十回と観ている映画『Ladybird』に出てくるバーだった。
しかも目に映った人物は映画の中でいつも観ているその人たち本人……。キラキラと輝くように生きている大人たちとの出会いが、颯汰を変えていった。

「生きることがつまらなかった。だけど僕は、あの日、あの人たちに出会って、自分との約束を守る大人になると決めたんだ」

10代のストレートな心模様を描く青春小説の名手が挑んだ、まったく新しい登場人物たちの設定とストーリー展開。
読み終わったとき、誰もがきっと自分の人生を静かに見つめ直すことでしょう。

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Posted by ブクログ

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 この本を読んで、一気に喜多川さんのファンになりました。
 主人公の高校生の甘い考えは、私の若い頃とそっくりで、言い当てられているようで、何か懐かしい気持ちになりました。自分は大して度量もないのに、すてきな人が現れないかなとか、こんな風にやってくれたらいいなとか、相手に期待ばかりしていたことを思い出しました。
 また、年だけは大人になった自分が、これからの人生を見つめ直すこともできました。
【心に残った言葉】
「大切なのは未来視点だって。未来の自分から見た、今の自分っていう考え方。・・・未来の颯汰くんがいるよね。例えば40歳になった颯汰君。その未来の自分にとって必要な経験がたくさんあるのよ。辛いことや苦しいことを乗り越えるという経験もその中のひとつで、未来の自分にとって必要な試練を、今経験しているのよ」(P273)
「ほら、受験勉強なんかも同じでしょ。今は苦しいけどさ、その苦しみから逃れなければ、いろいろ成長できるじゃない。そしたら、きっといつか、『ナイス過去の自分!』って言える日が来ると思うの」(P274)
 

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

48歳の私が感じていたことをまざまざと小説にして下さって、主人公がそれを叶えようとしていた。
「ふさわしい人」であり「心に天秤を持つ」そして夢を叶えていく人になりたい。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【ポイント】
・自分と交わした約束を守れる人になること
・本気でやり続ければ大抵のことはできる

【感想】
各々の目標に向かって刺激し合える仲間がいたことと、本気で自分の約束を守る精神力があったことが、ladybirdの成功の理由だと思った

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2023年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色んなところで繋がっていくのが、伏線が素晴らしいです。

最高の成功小説です。

自分の未来に恋をする。
そんな考え方をしたことがなかったです。

主人公の成長を見て、自分も今日一日頑張るつもりで何か大事なことに向かって努力します。

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2023年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何もかも中途半端に終わらせていた主人公が、Ladybirdの人達と出会い、関わりながら、主人公が変化し成長していく物語だった。
物語を読み進めていくにつれて、人生について深く考えることができる本だった。
分かりやすく、かつ易しく書いてあるため、どの世代でもおすすめの本だ。
人生について悩んだり、迷ったりした時には、
またこの本を読みたいと思った。

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2023年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分と交わした約束を守れる奴はほとんどいない。でも、約束を平気で破る奴は信用できない。だから、自分との約束を破る奴は、誰よりも自分のことが信用できなくなる。つまり、「自信」がなくなっていく。だけど、他人と交わした約束を守るときと同じくらいしっかりと、自分と交わした約束を守って生きれば、そいつは一角の人間になれる。きっとそれだけで、思いのままの人生を手にすることが出来るだろう。

この言葉が印象的だった。もっと自分に対して素直になって自分自身との約束を守っていきたいな

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2023年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024/12/7
あとがきが余計よな。
あれで一気に説教臭くなっちゃった。
語りたいことは物語だけで語ってくれて大丈夫ですよ。
次の世代に渡すことを意識する年なのでたまに考えるんだけど、私よりもっと上の人たちでそういうこと考えたことあるのかな?って疑問に思う人いる。
心の中を聞いてみたい。

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2025年01月05日

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