あらすじ
勉強も部活も恋も、何もかも中途半端な18歳の少年が出会ったのは、
鳥肌が立つくらい、本気になって“今”を生きている大人たちだった……。
主人公の颯汰(そうた)は誰もが羨む水泳のセンスを持つ高校3年生。
しかしライバルに本気で挑んで負けるのが怖く、早々に水泳を辞めて「書道部」に所属しながらダラダラした受験生活を送っている。
そんなある日、颯汰は熱中症になって道端で倒れてしまう。
次に彼が目を覚ますと、そこは父親がお気に入りで何十回と観ている映画『Ladybird』に出てくるバーだった。
しかも目に映った人物は映画の中でいつも観ているその人たち本人……。キラキラと輝くように生きている大人たちとの出会いが、颯汰を変えていった。
「生きることがつまらなかった。だけど僕は、あの日、あの人たちに出会って、自分との約束を守る大人になると決めたんだ」
10代のストレートな心模様を描く青春小説の名手が挑んだ、まったく新しい登場人物たちの設定とストーリー展開。
読み終わったとき、誰もがきっと自分の人生を静かに見つめ直すことでしょう。
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Posted by ブクログ
1. 小説としての面白さと自己啓発としての深み
喜多川泰さんらしい、物語を通して人生の本質を学ばせてくれる一冊。タイトルの「秘密結社」は一見子ども向けのようだが、読み進めるほどにその仕組みが現実的で、むしろ大人こそ必要とする考え方だと気づかされる。
2. “自分との約束”はなぜ破られるのか
他人との約束は守ろうとするのに、自分との約束は簡単に破ってしまう。「明日から頑張ろう」という言葉は、実は“今日の自分”から逃げるための魔法の言い訳になっている。この作品は、その弱さを責めるのではなく、人間が本来持つ性質として受け止めたうえで、どう乗り越えるかを示してくれる。
3. 秘密結社の本質:自分との約束を“他人との約束”に変換する仕組み
Ladybirdのメンバーは互いに依存しない。それぞれが自分の夢に向かって努力し、その努力を互いに刺激し合う。その原動力は「自分との約束を、他人との約束に置き換える」という現実的なアイデア。人は他者の存在を意識すると、怠けにくくなる。この仕組みが、夢を叶えるための強力なエンジンになっている。
4. 御堂哲の“努力と等価の成果”という思想
あなたが感嘆したように、
「努力と等価の成果が欲しい」 という考え方は非常に本質的。努力以上の成果を求めれば奢りが生まれる。努力以下の成果しか得られなければ捻くれが生まれる。だからこそ、等価であることが人をまっすぐに保つ。これは人生のあらゆる場面で軸になる考え方。
5. 今日を精いっぱい生きるという積み重ね
他人との約束を守ることは、自分との約束を守ることでもある。そしてその本質は「今日を精いっぱい生きる」こと。明日もまた精いっぱい生きる。その繰り返しが、人生を確実に前へ進める。
■今後の学びにつながるポイント
・自分との約束は“仕組み化”しないと守れない
→ Ladybirdのように、他者の存在を活用する。
・努力と成果の“等価性”を意識する
→ 過度な期待や自己否定を減らし、淡々と積み重ねる姿勢を持つ。
・今日を生きることに集中する
→ 「明日から」ではなく「今日の自分がどう動くか」に意識を戻す。
・互いに依存せず、刺激し合う関係を持つ
→ 仲間は支え合う存在ではなく、成長を促す存在
Posted by ブクログ
この本を読んで、一気に喜多川さんのファンになりました。
主人公の高校生の甘い考えは、私の若い頃とそっくりで、言い当てられているようで、何か懐かしい気持ちになりました。自分は大して度量もないのに、すてきな人が現れないかなとか、こんな風にやってくれたらいいなとか、相手に期待ばかりしていたことを思い出しました。
また、年だけは大人になった自分が、これからの人生を見つめ直すこともできました。
【心に残った言葉】
「大切なのは未来視点だって。未来の自分から見た、今の自分っていう考え方。・・・未来の颯汰くんがいるよね。例えば40歳になった颯汰君。その未来の自分にとって必要な経験がたくさんあるのよ。辛いことや苦しいことを乗り越えるという経験もその中のひとつで、未来の自分にとって必要な試練を、今経験しているのよ」(P273)
「ほら、受験勉強なんかも同じでしょ。今は苦しいけどさ、その苦しみから逃れなければ、いろいろ成長できるじゃない。そしたら、きっといつか、『ナイス過去の自分!』って言える日が来ると思うの」(P274)
Posted by ブクログ
48歳の私が感じていたことをまざまざと小説にして下さって、主人公がそれを叶えようとしていた。
「ふさわしい人」であり「心に天秤を持つ」そして夢を叶えていく人になりたい。
Posted by ブクログ
【ポイント】
・自分と交わした約束を守れる人になること
・本気でやり続ければ大抵のことはできる
【感想】
各々の目標に向かって刺激し合える仲間がいたことと、本気で自分の約束を守る精神力があったことが、ladybirdの成功の理由だと思った
Posted by ブクログ
色んなところで繋がっていくのが、伏線が素晴らしいです。
最高の成功小説です。
自分の未来に恋をする。
そんな考え方をしたことがなかったです。
主人公の成長を見て、自分も今日一日頑張るつもりで何か大事なことに向かって努力します。
Posted by ブクログ
何もかも中途半端に終わらせていた主人公が、Ladybirdの人達と出会い、関わりながら、主人公が変化し成長していく物語だった。
物語を読み進めていくにつれて、人生について深く考えることができる本だった。
分かりやすく、かつ易しく書いてあるため、どの世代でもおすすめの本だ。
人生について悩んだり、迷ったりした時には、
またこの本を読みたいと思った。
Posted by ブクログ
自分と交わした約束を守れる奴はほとんどいない。でも、約束を平気で破る奴は信用できない。だから、自分との約束を破る奴は、誰よりも自分のことが信用できなくなる。つまり、「自信」がなくなっていく。だけど、他人と交わした約束を守るときと同じくらいしっかりと、自分と交わした約束を守って生きれば、そいつは一角の人間になれる。きっとそれだけで、思いのままの人生を手にすることが出来るだろう。
この言葉が印象的だった。もっと自分に対して素直になって自分自身との約束を守っていきたいな