【感想・ネタバレ】HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメントのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月19日

インテルの実質的な創業者であるアンディグローブがマネジメントについて記した本。書いてある内容自体は今で言えば当たり前のようなことが書かれているが、それでも非常に普遍的かつ改めてハッとするようなことが記載されている。

何よりすごいのはこの本が40年近く前に記載されたにも関わらず未だに参考にできる点で...続きを読むある。細かい部分を言い出すとキリが無いので割愛するが、非常に示唆に富んだ本であることは間違いない。化学工学で博士号を取得した人間でもあり、本の構造にまで気を遣っているのかもしれない。何度も読んで噛み締めた方が良い類の本だと思っている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月30日

インテル社のアンドリュー・グローブによる、ミドルマネージャーへの指南書。
ビジネス書なんだけどちょっと難しく(翻訳のクセか?)、それなりに気合を入れないと掴みかねたりする。した。

多分骨子としては「最小の労力で最大の効能を得る」という部分に集約されると思う。その思想から「制約的ステップ(いわゆる律...続きを読む速段階だ)」「ワンオンワンの重要さ」「様々なインディケーター(観測機)を導入する」とかが出てくるんだろう。
つまり、今の仕事やこれからの仕事がどの程度将来の時間を省略できるか…というところかな。部下に月一度1時間でも真面目に向き合えば、その一ヶ月の能率が上がるワケで、やらない理由ってないよね?となる。

こう考えると、マネジメントとは”人”というブラックボックスにタスクを投げ入れて結果を生むことの効率化と言えるかもしれない。
そりゃほっといても(ある程度出来る人間なら)結果は出てくるんだけど、少しの労力でもっと良い効率と成果が出てくるだろう。効率化の手段はいくつかのパターンに分けられるものの、これだけあればというモノはない。

個人的に一番納得がいったのは「レポートというものは自己規律化の手段である」というところかな。レポートは自分のために、そして発表は相手のために。何のためにそれを行っているかの本質がつかめれば、僕らの仕事ももうちょっと楽になる…かもしれない。

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Posted by ブクログ 2023年11月18日

40年以上も前の内容だが、現代でも通じるという点に驚きを隠せない。
工場生産を中心として話を整理しているためアウトプットという点に絞ってまとめられているためスコープがわかりやすい。しかしその分人の特性などに関しては記述が少ないのでインディケーターなど、マネージャーからの命令によって取得するのではなく...続きを読むチームとして積極的に取得するためにはどのように広めていくのかが鍵になっていくのかもしれない。
言葉としては出てきていないものの、現在よく話題になる心理的安全性に関しても指摘されている。
また、グローブの法則として提示されている「共通の事業目的「持つすべての大組織は、最後にはハイブリッド組織形態に落ち着くことになる」というのは今自分が所属している組織のことを指摘しているかのようで恐ろしくもある。
最後の第4部ではこれまた最近よく耳にするコーチングの重要性を述べている。
総じて令和の今にも通じるマネジメントの教科書だなと思った。

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Posted by ブクログ 2022年12月08日

上司氏が推していたので読みました。この手の本は具体的すぎると陳腐でケースバイケースになるし、逆に抽象的すぎると実戦のしようがない思想本に落ち着いてしまいがちですが、本書はそのバランスが絶妙で、使えるのに汎用性のある内容になっていました。マネージャの成果を簡潔に定義しています。インジケーターを定義して...続きを読むトラックすること、1on1や評価の目的意識を持って準備することを実践してみようと思います。やまだ咀嚼しきれていないので、何度も読み返したいです。

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Posted by ブクログ 2022年10月10日

マネージャーの最も重要な責任は部下から最高の業績を引き出すこと。

何十年前に書かれた本なのに今読んでも全く色あせていない、これぞ名著。

1on1の重要性を強く説いていることに共感を持った。

マネージャーという仕事の厳しさも同時に感じた。

常に自己研鑽、そして自らのキャリアの管理する能力。

...続きを読む読み返すたびに背筋が伸びる本である。

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Posted by ブクログ 2022年07月20日

2022/07/20
以前に一度読んだときはサラサラっと読んでしまっていましたがじっくり読み返してみると面白かった。

インテルさんのCEOだったアンディーグローブが書いたマネジメント(経営管理)についての本。
1984年に「ハイアウトプットマネジメント」、1996年に「インテル経営の秘密」としてま...続きを読むとめられた本。その時代にこれだけ普遍的な書籍にまとめられていたのはすごいな。。

・業務プロセスにおけるリミティングステップを明確にする。朝食セットを顧客に出すという仕事であれば①トーストを焼く②ゆで卵をつくる③コーヒーを淹れるの3STEPのうち一番時間がかかるのは卵をゆでること。だとするとそこがリミティングステップなので②を中心に業務設計をすることが最短で業務を実施するために重要
(時間的なものではなく重要度的なもので見ると、これが「大きな石」というやつだなと思いました)
・アウトプットを測るためにインディケーターを見つけて、定期的にチェックする体制を作る。卵に火が通っていなかったらたくさん作っても無駄になってしまう。なのでお湯の温度が正常かどうかなどの指標を決めて図る必要がある。
(事業でも計器飛行ができるように指標(KPI)を決めて定期的にモニタリングしていく。)

・マネージャーの仕事はテコ作用を働かせることで価値を最大化できる。これはネガティブな影響も与えうる。
これは逆にマネージャーが不機嫌だと周りのメンバーも不機嫌になる等影響が大きいということ。
レバレッジが効くとも言える。
・マネージャーの時間は有限なので権限移譲が必要になってくる。が、実際には任せると言って任せられないリーダーが多い。
「この鉛筆使いなよ」と言いながら部下が取ろうとすると離そうとしない。で「もう任せたんだから早く取れよ」と言ってくる。
・権限移譲をするときはむしろ自分が一番良くわかる仕事を渡すべき。任せたらあとは完全おまかせなんてのは責任放棄。任せた後には成果が出るまでサポートする必要がある。だからこそ自分が一番良くわかる仕事を権限移譲するのが大事。

・将来の計画のプランニング。多くの場面では現在の問題を見て過去とのギャップを捉えようとしがち。
・一方で本当にやるべきなのは未来のあるべき姿とのギャップを捉えること。「“明日” の問題を解決するために“今日” 何をするべきかについて考える」のがプランニングにおいては重要。
(ほんとそれだ)

・機能別組織(人事部、マーケティング部など)に置いては①規模の経済②全社の優先順位をつけて考えることができる。
その中でも使命中心組織(●●事業部など)を置く理由は「絶えず変化する製品分野に対するニーズと接触をして、変化に対応し続ける点“だけ” である」と。“だけ” と言い切るくらいにはその価値が大きいし、その機能を追求する必要があるなと。

・業務は個人ごとの習熟度ではなく、タスクごとの習熟度に合わせて業務をアサインする。
・「彼は早く間違いを経験しなければならない」というあるMGRがいたがそれは間違っている。間違いの損失を被るのは顧客。顧客に間違いを被らせてメンバーを成長させるのは間違っている。

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Posted by ブクログ 2022年04月27日

内容的には難しい点もあるが、頷ける箇所が多い良書。
マネージャーのさまざまな職務に際し、具体的な手法が提案されていて折に触れて読み返したい。

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Posted by ブクログ 2021年06月05日

知りたいことが全て書かれてあったマネージャーの教科書。
バイブルとして何度も読み返してミドルマネージャーに求められる能力を身につけていきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2021年03月28日

世界で読み継がれる伝説の名著(1984年発刊。2017年日本で再発刊右ビジネス書グランプリ2018)。

確かに。。。と唸らされる内容多し。
これは毎年年初に読み直さなあかんやつ。

ミドルマネージャ(課長レベル)対象。
1ページの中にも多数のメモすべきことが含まれており、ぎっしり網羅的。

マネー...続きを読むジャと呼ばれる役職の人には必読の書。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

鬼のように名著。やばい。
読みにくく理解しづらい部分もあるので、100回読もう。

翻訳に読みにくいところが多いのと、前半は構造の説明なのでわかりにくく、これは失敗かなと思ったが、2章以降加速度的に示唆の数が増えていく。

成果が出せない、とはつまり、できないか、やる気がないだと。
マネジメントとは...続きを読むつまり、できるように訓練するか、やる気を上げることこれに尽きるという話。

マネージャーの仕事はとは、部下の習熟度をあげて、成果にテコの原理を働かせる。つまり委任することで仕事が進む状態を作り上げることにある。

その本質と方法論が納得感しかない形で多く書かれている。
様々な本で言われていることの本質が、ギュッと詰まっている感じ。おそらくだが、この本を元にして書かれている書籍は膨大な数になると思うほど、原理原則が丁寧に書かれている。

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Posted by ブクログ 2020年12月06日

組織におけるマネージャー・リーダーの役割を述べた本。

特に「マネージャーの役割とは、アウトプットを最高に上げる活動に、エネルギーと注意を注がなければならない。」と、朝食工場を用いての事例が、とても解り易く納得感がある。

部下に、製造部門の工程を任せている者がいるが、朝食工場の事例を用いて、説明し...続きを読むて好評でした。

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購入済み

まあ

2017年04月29日

結局マネージメントってテクニックというか生き方じゃないか。性格そのまま出るよ。

本読んでどうこうという話ではない。

マネージメントする側であるという意識するきっかけにはなる本だとは思う。

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Posted by ブクログ 2023年05月23日

ミドル・マネジャーのための名著だと思う。マネジメントの基本に立ち返る際に何度も読み返したいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年02月28日

マネージャーとして組織の生産性を最大限にするそのためにどうしたらいいかと言う本 自らの部門をどうマネージするか意思決定や部下の育成など大切な本質が書かれている本

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Posted by ブクログ 2022年12月14日

「マネージャーのアウトプットとは、自分の組織のアウトプット+自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット」
深い理解と洞察から来る明快な定義で、マネージャーのアウトプットを最大化する諸考察。偉大な先輩が生身の経験や読書や考察からひとつの考え方を示してくれる、メンターになる本。職位が変わるたびに実感や発...続きを読む見が増えそう。

「一方でやりすぎには注意」「このことにも配慮するように」「これは難しいけど断固としてやらねばならない」のようなバランス感覚がすばらしくて、説得力があります。

へぇと思ったメモ
・業務を簡素化すると30%効率化できる
・レポートは情報伝達というより自律訓練の手段
・著者は2/3が何らかのミーティング時間
・付加価値が低い段階でモニターする
・全感覚で部下に話が伝わってるから確認する
・他責から自責への移行は感情的だが、自責から解決への移行は知的なので簡単
・面接の80%は志望者に話をさせる

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Posted by ブクログ 2022年11月01日

人生の答え

“マネジメントの「技術」というのは、一見比較してみて同じくらいの重要度を持つ多くの活動から、テコ作用の優れたものをひとつ、2つ、あるいはせいぜい3つほど選び出して、それに集中する能力にある。

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Posted by ブクログ 2022年10月14日

OKRを理解したいと思い書籍を漁ったところ、本書の考えがOKRの根っこにあること、ホロヴィッツ推薦でもあるので読んだ。OKRというより目標管理(MBO)のように書かれていてOKRについてはいま一つ理解できなかったが、マネージャ職に求められることや大事なことが分かりやすく具体的にも書かれており、取り入...続きを読むれようと思うことが多数あった。読み返しもしたい。

取り急ぎのメモ
・トレーニングはマネージャの重要な仕事
・技術→モチベーション
・細かく指示する→目標・ゴールベースの指示→任せる、けどモニタする
・問題ある人へのフィードバック、無視する→認める→他人のせいにする→責任を取る→解決策を見つける
・フィードバック、同意できない場合は指示

頭3つは意識してやってみよう。

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Posted by ブクログ 2022年07月16日

インテル社の創業期から関わり長くCEOを務め伝説的経営者となったアンディ・グローブの組織マネジメント理論が主な内容。

マネジャーのアウトプット=
自分の組織のアウトプット+自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット

これらにマネジャーとしていかに行動し、影響を与えるかによってテコ作用を起こし、何...続きを読む倍ものアウトプットを生み出していくのか、それを多岐にわたって説明している。

正直枝葉の部分の方法論の話がかなり多いので、マネジメントにおけるバイブルとしては大いに役立つが、実践を通して活用しなければ死に知識にしかならない。

客観的に自分の組織はどうなのかなどを見る部分で俯瞰して見ることができる一冊。

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Posted by ブクログ 2022年02月27日

世界的マイクロプロセッサメーカー・インテルの創業者であるアンドリュー・S・グローブさん著の生産、経営管理、生産管理、人事ど経営に関する幅広い経験及び知識が学べる良書。インテル自体はメーカーですので、生産や生産管理に焦点が当てられたページも多いのですが、卸売業、サービス業等他の業種の方も参考に成ります...続きを読むので、時間のある方は一読をお勧め致します。

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Posted by ブクログ 2021年12月27日

最近の業務がマネージャーよりになってきたので読んでみた。マネージャーのアウトプットをチームのアウトプットであると明言していてとても納得感があった。あとはいかに効率よくチームのアウトプットを改善するかという話がたくさん書いてあるが、他の書籍の方がしっかり書いてありそうなものも多く、全体をしっかり読む必...続きを読む要があるかは疑問。

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Posted by ブクログ 2021年10月11日

厳しい内容である。また、なかなか難解だ。
マネジャーは小CEOであり、覚悟が必要。
本書の通りやってみるとなると、死んでしまうと思った。
仕事以外のことは犠牲にしないと…などと言うと、Andy Groveからは無視されるのだろう。

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Posted by ブクログ 2021年05月03日

マネジメントの本質的な話が色々と書かれていて参考になる点は多い。
翻訳物ということもあり、体系的にストーリーが作られていると理解しやすい。

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Posted by ブクログ 2020年12月15日

自分は経営者でも管理職でもないですが、視座を高めるために読みました。

少し古い本なので、今とはちょっと違うかなと思うところも少しはありますが、マネジメントの基本は変わらないので充分勉強になります。

1on1をやってほしいと言ってもたった一回だけやって満足している上司にも呼んでもらいたいです。

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Posted by ブクログ 2020年11月15日

ベン・ホロウィッツの序文から考えさせられる。
マネージャーのアウトプット=自分の組織のアウトプット+自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット。
マネージャーが部下の生産性を向上できる方法は2つしかない。モチベーションと訓練と述べている。
CEOはオプティミスト(楽天家)でなければならない。
ピータ...続きを読むーの法則は組織論における経験則。管理職は必ず無能となる地位まで昇進する。つまり、昇進は現在の地位に対する能力によって判断されるため。

朝食工場の例。
よいインディケーター(指標)、つまり状況を測定するものがカギ。
指標の使い方。目標が何か明確になる。能力を測る際、客観性の度合いがはっきりする。比較可能になる。
インプット、アウトプット、労働力がそれぞれ何かを考える。

生産性を上げる方法
1.速くやる。
2.仕事の性質を変えること。

レポートは書くことが重要。読むことは重要でないことが多い。

処理能力以上の仕事に対しては、初めからはっきりNOを言う。
スケジュールにら多少のゆとりを持たせる。
また、プロジェクトに関する素材の在庫を持つ。
1on1ミーティングは職場だけでなく、家庭内でも使える。

意思決定の際に以下6つを自問自答する。
1.どのような意思決定をする必要があるか?
2.いつ決めなければならないか?
3.誰が決めるか?
4.意思決定をする前に相談する必要があるのは誰か?
5.その意思決定を承認/否認する人は誰か?
6.その意思決定を知らせる必要ある人は誰か?
グループの意思決定は容易ではないが、致し方ない面もある。
もし、自分が自由に意思決定できれば、他人も自由に意思決定できるのである。

マネージャーの最も重要な仕事は部下から最高の業績を引き出すこと。
その取り組みは訓練と動機づけである。
ただ、動機付けは人間内部から発するものなので、マネージャーができることは活躍できる環境を作ることだけである。
何が人に仕事をさせるか。というのはマズローの理論を著者はよりどころにしている。
これは、下層から生理的、安全・安定、親和・帰属、尊敬・承認、自己実現という欲求の階層構造の理論。

一読では自分の中にきちんと取り込めない。
実践した上で、何度も読み返すことが重要だろう。

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Posted by ブクログ 2020年11月03日

人を育てることを中心に組織を運営していくために考えることが書かれた本。こういった本は初めてなので素直に読んでいったが、まだ自分に関係なさそうなところは飛ばしながら進んだ。
こうすれば良いと主張するのではなく、こういった観点を考えると良いですよというのを示して後はケースバイケースという示し方が多かった...続きを読むように思うので、マネジメントで壁に当たった時にまた改めて部分的に読み直すのもよい。
ピーターの法則は実は逃れようがないという話は世界でもそうなのかというのが意外だった

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Posted by ブクログ 2020年06月15日

インテル元CEOであり創業者アンディ・グローブのマネージャー向けの本。

〇マネージャーはアウトプット命
・マネージャーのアウトプット=自分の組織のアウトプット+自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット。
・アウトプットを最高に上げる活動に、エネルギーと注意を注がなければならない。
・いかに頭が良...続きを読むいか、ビジネスを熟知しているとは関係がない。マネージャーはチームのパフォーマンスとアウトプットのみによって評価される。
→マネージャーの能力や知識は、部下や関係者の能力を結集できる場合にのみ価値がある。
・マネージャーの最も重要な責任は、部下から最高の業績を引き出すことである。

〇人が仕事をしていないとき、その理由は2つしかない
・単にそれができないのか、やろうとしていないのかのいずれか。
・マネージャーのやるべきことは部下の教育と動機付けだ。他にマネージャーがなすべきことはない。
・実際的な方法として、上司と部下の間で一対一の話し合いの場を持つことを重要視している。
→それがマネージャーの究極的な役割である部下の教育と動機付けの向上に直接つながるからである。一対一の話し合いの場を持つことは、インテル社の経営哲学上の根本綱領。
・人を駆り立ててベストを尽くさせる内面的な力は2つある。「能力」に突き動かされるか、「達成意欲」に駆られるかである。
→そのための手段が目標管理システム(MBO: Management By Objectives)。目標を高いところに置くことでその能力を伸ばすのである。

〇マネージャーの大きな活動と向き不向き
・情報収集、情報提供、意思決定、ナッジング(一押し)。
・アンディ・グローブの一日の大部分は情報収集に使われる。それは同時に相手に対して情報を提供するということでもある。
・好業績を上げる特定のリーダーシップの型というものはないという。
・ピーターの法則が発生することは仕方がない。上げてみて、ダメならリサイクルしかない。
※ピーターの法則:能力主義の階層組織の中において、人は自らの能力の極限まで出世する。しかし、能力を有する人材は、昇進することで能力を無能化していくのでダメな管理者がでるのは当たり前であるという法則。
・CEOはオプティミスト(楽天家)でなくてはならない。
・マネージャーとして本当の価値を付加しているか、情報収集を怠らないでいるか、新しいことを常に試みているか、ということを責任として問い続けなくてはならないという。

〇会議について
・ドラッカーによると、時間の25%以上を会議で過ごすようなら、それは組織不全の兆候だと言っている。
・アンディはさらに、意思決定のためのミーティングは7人以上になってはいけないと言い、「8人が絶対に打ち切るべき上限である」と言い切る。
・ミーティングを招集する前にマネージャーは、自分が達成しようとしているのは何なのか、と自問しなければならない。
・ミーティングというと無駄の塊のような、少なければ少ないほどいいような語られ方をするがそれは間違い。無駄な会議が世の中に溢れているだけ。
・マネージャーは意思決定もするし、人の意思決定の援助もする。この基本的なマネージャーの仕事はミーティングを通じてのみ遂行できる事が多い。つまりちゃんと行えば無駄なわけがない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年07月05日

経営者の必読書。1984年に書かれたがまったく古くならない内容。「朝食量産工場」などの事例で経営の本質的な考え方を示している。

「本質的」は表層の問題の奥にある領域にある。だから内容は噛みごたえのある内容だ。どこにどんな内容が記されているか覚えるくらい読み返して

”こういう時、アンディならどう考...続きを読むえる?”

という問いかけと共にこの本と付き合っていきたい。

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Posted by ブクログ 2022年09月19日

1984年に書かれた本として現代マネジメントにも通じる原則を書き表されてるのは素直にスゴいとは思う。ただ、いま2022年に手にとって時間をかけて読むのは、さすがに古い箇所とかをさっぴいて読まなきゃだし、非効率的かなぁ。
ポイント掴みづらいところもあるので、わかりやすく同じような主張をしてる本を探した...続きを読む方が早いかも。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

管理タイプのマネージャの動きについて語る本
全体的に話しているし実際の事例を通して動きが見えるのでわかりやすい。ただ個人的にはメリハリみたいなここを押すというものが欲しかった

マネージャーの仕事①付加価値②情報収集③新たな試み
測定が大事、動かすものを図る
マネージャーのアウトプット=自分の組織の...続きを読むアウトプット+影響を与える隣接組織のアウトプット
①スピードアップ②てこ作用③活動を変える

MTG①プロセス中心:情報共有②使命中心:意思決定
25%以上が会議ならばおかしい
自由討論→意思決定→支持
計画①要求の確認②現状把握③ギャップ埋め

コントロール①自由市場原理②契約③文化
タスク習熟度①タスク②コミュニケーション③目標

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Posted by ブクログ 2021年07月25日

これが1983年に、あの当時のIntelのトップが包み隠さず書いた本と思うと驚かざるを得ない。

今の時代では当たり前と思えるが、当時にこの考えだったからこそ、Intelの牙城は堅固なものになったのだろうと思える。

ただ、2021年の今では、少々旧いのが惜しい。マネジメントの歴史を、当時の言葉で学...続きを読むぶという観点からは、一度は目を通しておきたい一冊。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

マネージャーとしてどういった行動を取るべきか非常に勉強になった。マネージャーとしてこの本に書かれているような心持ちを徹底して仕事に向き合ってみたい。
訳の問題かもしれないが、表現や言い回し的に理解しづらい部分もあった。

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