【感想・ネタバレ】アドラー心理学を語る4 勇気づけの方法のレビュー

あらすじ

日本におけるアドラー心理学のオーソリティーが、やわらかな語り口で説く実践講座。ほめる、励ますより効果的な「勇気づけ」のコツや、相手を傷つけない上手な自己主張の仕方、子どもが個性を伸ばして生きる力を身につける方法など、親子・夫婦関係をはじめ対人関係を良好にする秘訣を語る。アドラーの教えを実践・指導し、多くの後継者に伝えてきた要諦に触れる全4巻シリーズの第4巻。巻末に名越康文氏(精神科医)の寄稿を収載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 
勇気づけと言われたら「褒める」ことをイメージしてしまいがちだけど、
褒めることと勇気づけは全く違うんだなと改めて思った。
褒めるでもなく、叱るでもなく、
伝える、話し合いをする。
子供に対して注意しなきゃと思っていることが、見方を変えたら「ありがとう」になることもある。
伝え方って本当に大切だ。
子供に対し当たり前のように注意していたことでも、
見方を変えて、言い方、伝え方を変えると、
やはり関係性は変わってくる。
子供を上下の関係で見るのではなく、
横の関係性でみて、
1人の人間として尊重して、
対等だと思って接することで、信頼関係ができる。
そしてこちらの思っていることを「意見」として伝えて、
子供の「意見」もしっかりきく。
そうして意見同士を擦り合わせて、お互いの納得のいく落とし所を見つけていく。
この過程こそがとても大切なことだ。
そもそも、信頼関係がちゃんとできていたら、すんなりと伝わるんだなと色々と実践してみて再認識しているところだ。
もちろんこれが思春期突入となると、また変わってくるかもしれない。
だからこそ今の時期にしっかりとした信頼関係の土台を築いておくことが大切なんだろうな。
子供の課題を奪うわけでもなく、
褒めたり叱ったりして子供の意思や行動をコントロールするのではなく、
子供が自立できるように、
自分を信じて乗り越えていけるように、
勇気づけをしていきたいな。

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2024年04月24日

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