あらすじ
何か問題を抱えた人間や人ならざる者たちが訪れる宿「叢雲屋」。宿代として支払うものは自身の「秘密」。さて今回の来訪者は――? お聴かせしましょう、不可思議な旅館で紡がれる咄咄奇怪な百鬼夜談――…。
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Posted by ブクログ
動きがあるというより、静止画が綺麗な感じです。
骨などの作画が綺麗です。
黒がベースで、世界感が素敵です。
現代の日本人の人間関係とか、人間の感情心理が「ばけもの」たちから見た客観的な感じで表されています。
死や人生の考え方なども描かれていて、個人的には、宗教学や心理学が好きな人にオススメだと思いました。
不思議な読後感
秘密をお代に頂く不思議な宿の話。良い話、では終わらない。でも読み終わった後の気分は鬱々としたものではない。すっきりではないが、なんとなくストンと納得がいく。
主役の、大将の人当たりがよく、掴めない性格も面白みの一つ。
あと巻末の四コマも本編とのギャップもあって面白い。