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Posted by ブクログ
今回の小説版は、原作で描かれていない時期の物語です。一護が藍染との戦いで、死神としての力を失ってから、その力を取り戻すまでの間の17ヶ月間の物語。
力を失い、無力感にさいなまれる一護を見ている、周囲の人の物語です。一語が霊や虚や死神と関われなくても、繋がりが断たれたわけではない石田や、織姫や、ルキアも、みんな前に進んでいる。みんなが見たかった場面がていねいに描かれています。
特に、ルキアの副隊長就任と髪型の変化の話、3席コンビとの関係や、織姫の話はいいです。そして仮面の軍団の連中のお話も。
平子と雛森の会話は、ちょうど今週の原作でも出ていて不思議な気がしたのですが、こんな感じだったんですね。ローズと吉良くんの干し柿を巡る会話もいいなあ。拳西と檜佐木と白の落ち着きも良い感じ。
結局、現世に残ったのは、ひよ里ちゃんと、ハッチと、ラブだけなんですね。リサちゃんが尸魂界で商売してるって話は笑っちゃいました。
そして、秘密プロジェクトの連絡メールが死神連中に転送されるくだりはかなり面白かったです。いいなあメール。
かくして、Strawberryは復活するのです。
ミッシングリンク、本編の隙間を埋める物語として、読んで嬉しくなる1冊です!!
ところで、平子のセリフだけは、あんまり活きが良くなかったな~~~たぶん標準語で考えた言葉を翻訳してるからですね。平子はベタな大阪弁ですから、ものすご勢いある話し方になるんです。翻訳ではこの勢いは出ないですね。だって読んでみても声が聞こえてこない、つまりしゃべってるイメージがわかないです。漫画だとちゃんと平子の声(小野坂さんの声)で読めるんだけどね!
今回は、本編56巻と4コマ漫画のコマブリも同時発売です。時間があれば、そちらの感想も書きたいと思います~~。
普通に良い話…
黒崎一護が死神の力を失っていた空白を補足する為の話。
その期間に起きた変化を井上織姫、そして朽木ルキアを通し語り、如何にして黒崎一護が復活するにいたったか補足している感じです。
普通に良い話です…
ですが、個人的には足りない…
出来れば一護がうなぎ屋でバイトする事になった経緯とか、黒崎夏梨がハイスペック霊感体質になった辺りとか、その他にも色々と補足が欲しかった…
と言うか、BLEACHは基本的に補足が足りない部分が多過ぎると改めて痛感…
この本で補足説明が在るのかと思ってたけど無いんだ…