あらすじ
竜珠を廃しなければ、世界が滅びる――そう知らされた神杖国の〈斎王〉白雪。滅びを避けるには竜泉を封じなければならない。一方、長汀の国主静玄は白雪に婚姻を申し込んできて…! 世界をめぐる運命の行方は――!?
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Posted by ブクログ
くろがね編の3巻で、星宿姫伝は完結です。
結果で言うと、ほぼ前回で予想したとおりの結果になりました。。
まあ、最終巻で白鷺の騎士だった1人が式師たちに命令していた統帥として出てきたときは、ちょっと予想外でしたけどね。
しらさぎ編で出てきていた、静玄が白雪にプロポーズするって設定は、別になくてもよかったのではと想います。実際静玄、ふられちゃいましたし、久しぶりに出てきて、ふられるってのは、ちょっとかわいそうに想いました。
また。近衛の4人が、白雪を任せるに足る人物かどうかを試すために、七樹と青磁が決闘みたいなことをしますけど、意外とあっさり決まっちゃったりして、これもあんまり感動しなかったです。
最後は、世界を救うために灰桜が竜泉を閉じようとしますが、力が足りず、灰桜が消えそうになったんで、白雪と七樹も力を使います。なんとか竜泉を閉じた後、気を失った白雪が目を覚まして、ここで七樹が気持ちを通じ合わすって感じになってますけど、こっちもなぜか感動が薄かったです。
やっぱり、しらさぎ編からずっと読んできた者としては、近衛の誰かとくっついて欲しいなって思っていたので、くろがね編から主要キャラとなる七樹とくっつくというのは、すごくがっかり感でいっぱいです。予想外の展開は好きですけど、こういうのはちょっといただけないですね。