あらすじ
神杖国を守護する〈斎宮〉の少女・白雪と、彼女を守護する四人の〈斎宮〉の騎士。彼らの最後の戦いと、それぞれが抱く思いの行方は……!? 愛と戦いのファンタジー、大感動の《しろがね編》完結!
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Posted by ブクログ
やっと最終巻です。
操られていた蘇芳は、白雪によって元に戻ります。
前巻で敵だったはずの夜鳩や賀宗も白雪に諭されて、一転いい人に。。。
物語としては、彩湖の封印を解いて、朱月の願いを叶えて、死者を生き返らせる白雪。白雪が朱月を失いたくないっていう気持ちを受け入れたら、朱月からくろがねが出て行ってしまって、結局は死んでしまいました。気持ちを受け入れたら死ってのは、白雪からするとやりきれないように思います。
しかも、しろがねである千白は解放されていなくなってしまい、代わりにくろがねが白雪の左手を切り落として左手になっちゃいましたけど、「しろがね編終了」とあるからには、これから「くろがね編」が始まるのでしょうかね?
それにしても、祥琳さんってば、白鷺に進められるまま、正室や側室を設けてはいるものの、正室にも手を出してなくて、子供はすべて自分の血のつながらない子で、本当の子供は白雪だけというのは、スゴイですね。それほど白鷺のことが好きだったのかもしれないですけど、王様としては考えられないです・・。
それと、佳春が好きだったのは王妃葉子で、王妃になったのも白雪の策略だったっていうのは、また笑えます。葉子につられて、大公になったっていうのが、佳春らしいです。