あらすじ
この本は歴史の教科書でもなく、京都の重要なことをまとめた集大成でもなく、ある特定の寺院についての解説書でもありません。観光ガイドや歴史書に出てくるような詳細な情報、たとえばお寺の開創年、アクセス情報、メインの見どころは述べていません。それより、私とキャシーが京都の表通りよりも裏路地を歩いて興味をもったものを追求して得た知識や情報を盛り込みました。(中略)この本で述べていることは、一般的に教わる日本と京都の歴史とは合致しないかもしれません。あくまで「口伝」であり、これまで誰も書き下ろしたことのないものです。(「はじめに」より一部抜粋)
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Posted by ブクログ
京都にいるのに何も知らない。地元京都を見つめ直さざるをえなくさせる一冊。帰ったらあそことあそことあそことあそことあそこに行かないと。街や建物を見る目も変わる。
Posted by ブクログ
ただ観光にいくだけでは分からない、京都にある神社仏閣などあらゆるものにどんな意味があるかが見えてきます。旅にいくとき、こういうことが分かったら最高に面白いんだろうな・・・、と思います。
Posted by ブクログ
米国生まれの東洋文化研究者の随筆。かつてブルーノ・タウトは桂離宮の美を世界中に発信しましたが、この随筆は、作者の感性が美しいと感じるものを個性的な捉え方で語っている。私たちにとっては当たり前の見慣れたものの美しさを再認識させてくれる。