【感想・ネタバレ】小さな会社の稼ぐ技術のレビュー

あらすじ

中小零細事業者の黒字経営バイブル!
大手(強者)と同じやり方では、負けて当たり前。弱者には、弱者に最適な「正しい勝ち方」がある!

頑張っているのに儲けが出ない、という話をよく聞きます。
その原因は何か。外部環境のせいではない。戦略が間違っているから、あるいは戦略がないからです。
メディアに出てくる経営戦略は、大企業用(強者)のものばかり。中小零細(や業界2位以下の企業)が実践してもうまくいかない。
弱者には弱者の戦略があります。弱者でも、正しい戦略を実践すれば相当しぶとい。
いや、局地戦なら大企業を打ち負かすことができる。
実際の戦争でも、大国がゲリラ戦で打ち負かされる時代だ。
中小零細企業、個人事業主が利益を出すための「正しい戦略」とその実践方法を、本書で余すところなくお伝えする。

◎竹田式「弱者の戦略」の4大ポイント
(その1) 差別化。人と同じはかなりやばい。
(その2) 小さな1位。人は1位は覚えるが、2位以下は覚えない
(その3) 一点集中。「強者」は何でもやる。「弱者」は1つに絞る。
(その4) 接近戦。常に相手の上をいく作戦を考える。

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Posted by ブクログ

201807/

「1位以外は詐欺」
1位が顧客に一番役立つ本物とすると、2位はある意味、顧客に損させ、顧客をだましていることになる。だから、顧客にとって1位以外は詐欺だ。真に顧客へのお役立ちと貢献を考えるなら、1位になれないことはやめるべきだ/

見えざる敵は移動時間
移動時間中は売上ゼロ、移動費などのコストだけかかる。その無駄なコストをカットするには、なるべく狭い地域に顧客を密集させてつくることがカギです。つまり、目指すべきは限られた狭い地域での1位。1位になると目立ち、覚えられ、経費のかからない口コミ紹介も増え、利益が確実に増えていきます。/

深く穴を掘れ。穴の直径は自然に広がる
会社が小さい頃は、あれこれやるとパワーが分散して失敗する。1つに絞って深く掘っていく。そうしたら、あとから自然に関連商品が出てきますよ、という意味です。/

新築の家やマンションが完成し、ユーザーに引き渡すとき、「ドアに小さな傷がある」「壁の色が事前の打ち合わせと違う」「ユニットバスに小さな穴がある」など、住宅会社に細かいクレームが入るのは日常茶飯事です。なにせユーザーにとっては1000万円単位の買い物ですから、当然です。その細かいクレームを聞いて、ハウスメーカーや床材メーカーの代わりに駆けつけ、プチリフォームなどをして家主を納得させるというのが、この会社のクレーム処理代行ビジネスです。
クレームのほとんどは小さな傷に関するもので、家主側の勘違いや誤解もよくある。苦情があると担当者がすぐに現場に駆けつけ、反論せず、お客様の声にじっくり耳を傾けます。そして、誤解はきちんと解き、キズや不具合があれば専門技術できれいに直します。
本来はハウスメーカーや建材メーカーが対応すべきですが、後ろ向きの仕事は誰でも嫌なもの。プライドのある大手企業の社員なら、なおさらです。大手の本音は、そんなモチベーションを下げる仕事に人を取られるより、新築物件の営業に人を回したい。だから、クレーム代行は重宝されるのです。クレーム対応の単価も1回5万円以下とのこと。住宅業界の仕事では、新築のステータスが最も高く、その次に来るのが中古販売やリフォーム。クレーム処理とプチリフォームは、底辺に近い。つまり、「手作り・面倒くさい系」です。まさに業界の末端の仕事。だから大手は手を出しません。/

アナログ営業(個人向け・法人向け)
名刺、飛び込み営業、アポ+営業、電話営業、DM、新聞折込チラシ、ポスティングチラシ、挨拶手渡しチラシ、ファックスDM、人脈営業、店舗、移動販売、セミナーや会に参加、セミナーや会を主催、セミナー講師に呼ばれる、展示会に参加、実演販売/

広告(アナログ)
テレビ、テレビ通販、新聞、ラジオ、雑誌、業界誌、タウン誌、看板、店舗黒板、店頭POP、のぼり、交通広告(バス・電柱ほか)、本の出版、試食/

ネットツール
ホーム―ページ、ブログ、フェイスブック、ツイッター、youtube、ユーストリーム、メルマガ、LINE、アフィリエイト、プロダクトローンチ/

ネット広告
バナー、検索連動PPC(ペイパークリック)、フェイスブック、メルマガ広告/

ポータルサイトへ出稿
じゃらん、楽天トラベル、食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、各業界のポータルサイト/

マスコミPR
ニュースリリース、メディアに取材される、テレビの話題番組に合わせて仕掛ける、キャッチフレーズ、プロフィール、顧客に聞く、USP(ユニーク・セリング・プロポジション、一瞬で伝わる魅力)/

常に、約500人の顧客カードがあり、月別に整理したケースに入れ、ハガキを書いたら4か月後のケースにカードを移す。作業としては毎日30分、7枚書くだけです。/

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2018年07月10日

Posted by ブクログ

成功事例が豊富で弱者の戦略がとても分かりやすい本だった。一言で言うと、「対象を絞って一番になれ」という事だと思うが、あとはやるかやらないかだけの話になるのだろう。

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2017年04月05日

Posted by ブクログ

事業運営のため、再度読み終える。

零細の企業が企業として生き残るために、ランチェスター戦略をベースに、弱者の勝ち方生き残り方を教えてくれています。

まずはやる、やり続ける、そしてターゲットもやることも絞り込む。

明日からまたやろうと思うことが増えました。

0
2025年07月15日

Posted by ブクログ

副業を検討している中で手に取った本。

可能な限り商品、顧客、地域を絞り、そこにリソースを投入していくニッチ戦略。

たしかにこれなら大企業が追いつかない部分で勝負ができる。

ランチェスター戦略の話は別の本でもいくつかありそうなので、共通項を探して実践していきたい。

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2020年12月28日

Posted by ブクログ

日本に存在する企業の9割は個人事業主や小規模事業者だ。彼らが稼ぐには大企業と同じやり方は通用しないし、不可能だ。小さな会社ならではの技術が必要。

その手段の一つは一点集中。大企業の手が届かないニッチな部分をみつけ、そこにわずかな手持ちの資源を投入する。そして、それを継続するのだ。お客様に手書きのハガキを出し続ける。顧客エリアを狭める。あえてダサい広告や動画配信を行う。本書は、こうしたことを実行している小企業の苦労、成功を紹介している。

ポイントとなるのは一点集中だが、それより難しいのは「続ける」ことと「失敗を認める」こと、そして、そのバランスをとることだろう。本書で登場する成功者たちも最初から順風満帆だったわけじゃない。様々な分野で失敗し、借金もつくった。それでもあきらめず弱者ならではの戦略を愚直に実行し続けた結果が報われたのだ。

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2018年01月11日

Posted by ブクログ

ランチェスター戦略の実践例が分かりやすく、理解しやすかった。
ただ、もともと他の本で戦略自体は知っていた内容が多かったのもあり、具体例以外に新しい発見はなかったかな。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

ランチェスター戦略 つまり弱者の戦略 中小企業の社長が、経営戦略を立てて限られたリソースでどこを尖ってなるかということであった 社長目線であったが、
限られたリソースで 小さくてもどこか尖ってなるかという目線は参考になった。

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2020年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知人から進めてもらい読んだ。
小規模企業がいかに差別化して生き残るか。
豊富な事例とともに書かれている。
一部を除き、中小企業は泥臭いやり方しかない。
自分の務めている会社、今後診断士として支援する会社で参考にしたい。

以下印象に残った部分

中小企業と屏風は広げると倒れる
→ウチも中小企業、確かに広げ過ぎてて倒れつつある

弱者の戦略は、差別化、小さな一位、一点集中、接近戦

知行同一

弱者は手作り・面倒臭い系で付加価値をつける

小手先の戦略を超える本気のフォローと覚悟が顧客の心を掴む

ハガキで顧客との距離を縮める

独立企業は人生の敗者復活戦

変人やあまのじゃくな人は有利

倒産企業の社長は朝の出社が遅い
→あーウチウチ

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2018年02月18日

Posted by ブクログ

1 小さな1位
2 一点集中
3 接近戦

深く穴を掘れ。穴の直径は自然に広がる。

人生計画、経営計画

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2018年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一点集中。小さな一位。
 ナンバー2は覚えられない。
 深く穴を掘れ。穴の径は自然に大きくなる。

単価が低く、カッコ悪く、面倒くさい仕事。
 粗利が高いが、大手が見向きもしない。

youtubeとアメブロで「リアル」を伝える。

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2018年07月29日

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