【感想・ネタバレ】そして〈彼〉は〈彼女〉になった 安冨教授と困った仲間たち(集英社インターナショナル)のレビュー

あらすじ

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ウワサの“女性装”安冨歩・東大教授をその姿たらしめた実在の人物(ふうちゃん/女性)と教授の知られざる共闘の日々。“毒母”のキッツイ呪いを乗り越え、窮屈なジェンダーや閉ざされた家族観など、さまざまな息苦しさをも片っ端から脱ぎ捨てて、<自由に>生きようともがく二人の珍道中のすべてを、「ツレがうつになりまして。」の細川貂々がデリケートかつ大胆に描く。世間の目に傷つき、同時にお互いに傷つけ合いながらも、何度もやり直し、ともに強く優しく生きようとする奇跡のようなパートナーシップは、すべての人の胸を打つこと必至。また、細川貂々によるユーモラスなタッチとストーリーの運びは、知らず知らずのうちに読者の価値観の転換をもたらし、生き方も考え方も姿かたちも異なる<他者>と生きることの本質を照らし出す。まさしく今の時代に必要な、貴重なノンフィクション・コミックエッセイ。巻末の安冨+ふうちゃん+細川のディープかつ軽やかな鼎談も必読!

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Posted by ブクログ

解放されている安冨さんの原体験がマンガで描かれている。親の圧迫が全編をとおして語られる。真の自由のモトが描かれている。

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2021年04月10日

Posted by ブクログ

 女性装で有名な安富歩先生(と言ったら失礼にあたるのだろうか)、安富先生のインタビューを読んでいて、役割やせねばならぬというものを超えているなと思っていたのだけど、そうか……こんな背景があったのか、と、納得するような驚いたような。
 貂々さんのかわいい絵柄じゃなかったら、読み進むのが大変そう。

 この本に出てくる、ふーちゃんも気になる。

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2020年09月19日

Posted by ブクログ

ついに安富本に入る。
と言っても、これはご本人の著書ではなく、細川貂々さんによる「(今の)安富歩ができるまで」をつづった漫画。
漫画のタッチにもよると思うんだけど、かなり肩の力を抜いて、とても気楽に読むことができた。
何より細川貂々さんが描かれる、安富さんがとってもチャーミング。
次に読む『ありのままの私』より後に出されたものだそうだけど、先に第三者の目から描かれたものを読んだのは、よかったような気がする。

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2020年07月31日

Posted by ブクログ

いろんな生き方があって良い。

モデルになったお二人に対して 著者がインタビューした時の様子を描いた巻末の漫画で、
「ロマンスがはじまりそう」
と書かれていますが、なーんでそうなるかな、と…。
「異性同士なら恋愛!」的思考の押し付けっぽくて不快でした。
友情やそれ以外の関係でも良いじゃないですか。

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2016年12月20日

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