【感想・ネタバレ】ジュエリーの世界史のレビュー

あらすじ

高価でお金持ちしか関係ないと思われがちな宝石。しかし、その意外な歴史はあまり知られていない。ティファニーやカルティエはどんな人物? ダイヤモンドの値段はどう決まる? 古代日本人から装身具が消えてしまった謎など、身を飾りたいという欲望とかかわる装飾品の歴史的変遷から、業界人しか知りえない取引の詳細まで、宝石に関する面白い話、満載。『ジュエリイの話』改題。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元になった「ジュエリイの話」は結構前に買って読んでいて、この手の本にしては珍しく祝・文庫化!加筆もあると言うことなので購入に到ったのでした。
ちょっと残念なのが翡翠と銀の、日本についての記述がないこと。
この辺加筆に期待してたのになぁ。
翡翠の勾玉を話題に出したなら、是非産地の糸魚川についても触れて欲しかったところ。確かに歴史から忘れ去られていた産地ではあるけれど、中国・ニュージーランド・中米だけというのも寂しい。
それに銀は一時、ヨーロッパの銀の価格は日本の銀が決めていたと言われるくらいの輸出品目だったけれど、この辺は宝飾品の歴史としてはあんまり言及されてないのかしらね。
まぁ宝飾品の参考図書自体、海外の物が多いからしょうがないのかなぁ。
それを除けばジュエリーについての四方山話、大変興味深く再読したのでした。
再現不可能な太古の技術とか、浪漫ですよね~。
それにしても真珠と貝ボタンのせいで、真珠貝根こそぎとか業が深いわ…。

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2016年07月11日

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