あらすじ
番組冒頭のナレーションに多くの母親たちが涙した話題の番組、NHKスペシャル『ママたちが非常事態!?』(2016年1・3月放送)の出版化。産後、脳に起こる変化や、親を悩ませる赤ちゃんの不可解な行動を“科学”が解き明かします。番組内容に加え、具体的な対処法を提案する「ハッピーヒント」も満載!
[内容]
はじめに「ママたちへ」小林欧子(NHK 科学・環境番組部ディレクター)
「子育て経験は脳を変える」兼子将敏(NHK 科学・環境番組部 チーフ・ディレクター)
1章 なぜか不安。いつも孤独。どうしてこんなにつらいの?
2章 「困った」が止まらない。どうする? 育児の三重苦。
3章 こんなにも大変な子育て。夫婦なのに分かり合えないのはなぜ?
終章 私たち、どうしたらハッピーな子育てができますか?
おわりに「科学で理由を知ることの大切さ」井上智広(NHK 科学・環境番組部 チーフ・プロデューサー)
視聴者のみなさんからの声
番組解説の項における研究者一覧
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
赤ちゃんが人見知りをする理由、説明できますか?
育児をしていると、「なんでこうなるの?」と疑問に思うことがたくさん。これを読めばもう悩まなくて大丈夫です。
育児の疑問に、一つ一つ科学的に納得する答えが得たい人に最適な育児書。
ぜひご一読ください。
※人によっては物足りない人もいるかもしれません。
Posted by ブクログ
人間は毎年子供を産める。子育ては他人の手を借りる。チンパンジーは5年子育てをし、その間は子供を産めない。共同養育が出来ないと不安に感じる。
仰向けで寝れる赤ちゃんは、皮下脂肪が20%と厚い人間だけ。猿やチンパンジーは4-5%でお母さんに抱っこされないといけない。母親は行動でき、赤ちゃんは手足を動かし、見つめ合い声を出してコミュニケーションをとる。
赤ちゃんはお腹の中では夜に起き、ママの血液からより多くの酸素を得る。ママの体の負担を軽くするため。よって、生まれたての赤ちゃんは夜起きる。
人間は二本足で歩くため、骨盤が小さくなった。よって、狭い骨盤を通って生まれるよう、赤ちゃんは脳が発達する前に生まれる。夜泣きは、赤ちゃんの脳が発達していないため。
我慢する前頭前野が、発達していないため、イヤイヤ期がある。我慢ができた時の達成感が味わえるようにしたい。我慢するためのルールを作る。
愛情ホルモンのオキシトシンは、育児中は沢山出る。しかし、夫に対して攻撃的にもなる。育児に協力的になり話を聞くと、愛情が強まる。
Posted by ブクログ
各テーマに分かれてまとまっていて、わかりやすかった。対談もリアルな姿で参考になる。
イヤイヤ期はダメ!と叱るのでなく、約束をしてなぜ我慢をするか納得させるのがコツとのこと。その子の感情を受け入れるの大事。〜してほしくないなあ。大きいからもう〜できるよね、とプライドに働きかけるのもコツ。
Posted by ブクログ
さらっと読めるなかにポイントが集まっている。
こういうエビデンスのある話を知っているかどうかで、子育てを辛いと感じるか、「そういうもの」と受け止めて幸せな方に目を向けられるか変わる気がする。
辛くなってからでは情報を取りに行く余裕がないかもしれないなら、早い段階(それこそ中学でも高校でも)に教えていいのかも。
欠片が残っていれば、その時に取りに行けるでしょう。