あらすじ
テーマパーク化著しいPA、SAの魅力など最新観光情報から、珍標識、ランキング、絶景スポット等のトリビアまで。また、新東名、新名神、圏央道等の開通で進む物流革命や、震災復興で高速が再評価される今、インフラの未来予想図をコンパクトに示す。郵便局巡り、世界遺産巡りで著名な旅のプロである著者は、日本の高速道路をほぼ全路線走っているだけでなく、欧州をはじめ諸外国でもレンタカーで旅を重ねて各国の道路事情にも精通している。豊富な実地見聞とカラー図版200枚をおりまぜて、マイカー一台に一冊必携の完全保存版。
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Posted by ブクログ
高速道路を走るたびにドライバーのことを考えてうまく作られているなとか、大建造物としてこんな大きいものよく作ったなあなどと感心することがあったので読みたかった本書。高速道路への愛を感じられる充実した内容。あまりの詳しさに驚かされる。写真多数で1100円も納得の価格。大山崎JCT・ICや垂水JCTなどのスケールは圧巻。前半の、道路、標識あたりの内容をもっと詳しく知りたい。あと、いろいろなところに高速道路経由で行ってみたくなった。目黒天空庭園は東京時代に行っておけばよかったなあ。
Posted by ブクログ
「ファン」の目線って大事。マニアたちはダムにおいても大きな働きをしている。
ただ本書は幅広い目線にみちていて、勉強になった。
高速道は江戸というより古代の道に沿っていることについて、伊那谷の中央道(と木曽谷の中山道)を例に記述されたのは面白かった。
ほかにも、IC付近のラブホテルがインバウンドむけに改装されてきているという話は印象にのこったし、ハイウェイオアシスやSAPAのことも記述が充実。あるいは北欧の長大橋のことなども興味をもった。
ストック効果(いたずらになんでも積み上げるなということ)やストロー効果のことも考えさせられる。
法律上の種別についても忠実に記載していたし、標識とか、あるいは、東名と新東名のリダンダンシーとかも。
とにかく話題にみちていてひとつひとつが的確で、道路(政策)の入口としても良いのでは。