【感想・ネタバレ】四国遍路 八八ヶ所巡礼の歴史と文化のレビュー

あらすじ

八八の寺院を巡る四国遍路の姿を決定づけた、ある僧の案内記。貧困、病気、差別に苦しめられた巡礼者たちの記録。評判を呼んだ新聞記者による遍路道中記。バスや鉄道の登場がもたらした遍路道の変革――。本書では、近世以降の史料を博捜し、伝説と史実がないまぜになった四国遍路の実態を再現する。千数百キロの遍路道を歩く巡礼者と、彼らと相対した地域住民。これまで語られてこなかった彼らの実像に光を当てる。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

四国遍路の歴史を学べる本。
お遍路は歩いてこそ、というのはここ最近の話であることに驚いた。
お遍路に対して真剣な人から観光気分の人まで全てを受け入れる、良くも悪くも間口が広いことが四国遍路の魅力の一つなのだと改めて認識できた。

0
2020年11月17日

Posted by ブクログ

仏教を私たちの側から体験できる四国遍路、その歴史と変遷を文化誌的にまとめた一冊。
最近の世界文化遺産登録運動と重なって、盛り上がりを見せている遍路ですが、近世もしくは近代には寺が荒れてしまうほどの衰退があったとは知りませんでした。その真実の姿は、歩いてみなければわかりません。

0
2018年05月17日

Posted by ブクログ

四国遍路の歴史を、ブラックな面も含めて淡々と解説した本。ワタシは面白く読んだが、あまりにも包み隠さず書かれているので、読んでガッカリする人もいるかも。

0
2015年01月13日

「学術・語学」ランキング