あらすじ
●「頑張っているのにうまくいかない」のなら、まずは「折れてみる」
何度言っても聞いてくれない、頑張ってもうまくいかない……。
そんな時は同じ風に頑張っても、意味がない。
いっそのこと、「折れてみる」というのが、意外とうまくいったりします。
本書は、30代前半までまったく芽が出ず、NHKを退職することまで考えていた著者が、「あまちゃん」「サラリーマンNEO」「となりのシムラ」など、ヒットを飛ばし、東野圭吾原作「疾風ロンド」の映画版で監督まで務めるなど、会社を越えて仕事を成功させる秘訣を紹介します。
「誰もわかってくれない」「まったく意見が通らない」と思っている人に、まったく新しい世界が開けます。
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他人の意見に「折れる」のはもちろん、自分を取り繕おうとする気持ちも「折る」。その一方で、合わない人と無理に合わせようという気持ちも「折る」。
無理に耐えずに、もっと力を抜いて、がんばらない(=我を張らない)仕事のしかた。
積極的に受動的。
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著者としては、折れてたほうが、上手くいくということかと思うが、周囲のメンバーにもよるし、成功するかどうかは仕事内容によるので、なんとも言えない。
Posted by ブクログ
折れることで、周囲を巻き込んでより良いものが作れるようになる。
◆環境に折れる
何かあったら「ま、いっか」で切り替え、代案を探す。
なんとかしなきゃ、の制約の中で考えることで生まれる発想が面白い。想定外を楽しめるようになる。
「災い転じて福となす」が起こる。
こだわりを捨て、人の意見を受け入れる
NGを出されたところから、相手の真意をつかむ質問をして新たな企画を一緒に、作る。その過程で信頼関係が生まれる。
◆他人に折れる
他人の意見を取り入れると(個性がある」と言われるようになる。
相手の良さを先に認める。プライドを捨て相手を認めることで協力関係が生まれる。
「それは分かってる」は、何も生まない禁句。
自分以外の皆が賛成したら採用するルールを作る。
意見を聞くときは、自分は途中で口を挟まず全員に聞く
人に花を持たせる、手柄を渡しても責任者の評価が下がるわけではない。
◆自分に折れる
新しいことを始めるには、一度リセットして、過去をすてる。
人の勧めには素直に乗ってみる。他人の方が意外とよく分かってるもの
(俺の場合は…」は結局自慢話
自分の短所を受け入れる。ただし、克服するわけではない。紙に書き出してみる。
現実の自分を見ずに「ありたい自分の姿」を見ていないか。できない自分を認め、人に頼む
言いなりになるわけではなく、「こうすべき」という自分の軸は保つ。その上で、自分のアイデアより良いものはどんどん取り入れる。
この本は、読む対象を選ぶ。若手社員向きではなく管理職向き。
意見を求められる立場で折れていたらただのイエスマンになってしまう。