【感想・ネタバレ】カンブリアンモンスター図鑑 カンブリア爆発の不思議な生き物たちのレビュー

あらすじ

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今から5億4100万年前という気が遠くなるほどの昔、カンブリア紀とよばれる時代に、海の中に不思議な姿をしたモンスターがたくさん現れました。この奇想天外な動物達は「カンブリアンモンスター」と呼ばれています。本書は、60種類以上のカンブリアンモンスターをコンピューターグラフィックスで復元し掲載したフルカラー図鑑です。アノマロカリスやオパビニア、ラガニアなど不思議で魅力あふれる古代生物の世界に飛び込みましょう!

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Posted by ブクログ

5億4100年前のカンブリア紀。
その時代から現れた多様な姿の生物たちから
60種以上をCG復元し掲載、解説している。
・実物大!カンブリアンモンスター カラー2ページ
・不思議なカンブリアンモンスター ・本書の読み方
・およいで生きる ・はって生きる ・もぐって生きる
・くっついて生きる ・生命の誕生と進化
Trivia、Column、古代の生き物イラスト索引、索引有り。
・好奇心はサイエンスの一歩
参考文献有り。

化石から復元したCG図。ほんの一部からの創造、
同じような生活をしているような現生の動物を参考にした
色彩。実際の化石の画像も幾つか添えられている。
その姿はまさにモンスター。
海の中で「動物」として生きるための進化。
足やヒレで動き泳ぎ、目で見ることも始める。
食べる、生き残るための進化は、まるで試行錯誤の様相。
それが、摩訶不思議な姿を生み出した。
「学名で楽しむ恐竜・古生物」のカンブリア紀の生物の
イラストに触発されての、読書。
面白過ぎる!
地球の環境の変化によって、カンブリア紀に
すべての分類上の「門」が完成したこと、
脊椎動物の原型も生まれたことなども驚きだけど、
その生物たちの姿があまりにもモンスター。
生活も、分類も食べ物も不明だけど、
化石でその存在を示しています。
特に、生命の誕生と進化の章が地球と古生物の進化の
あらましを丁寧に解説していて、大いに参考になりました。
最強のアノマロカリス、オダライアの珍妙な殻、
異様過ぎて逆さまなのに気づかなかったハルキゲニアなど、
テンション爆上りで楽しめました。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

これめちゃくちゃ面白かったです。
生き物の表記のゆれがすごくて、他の図鑑と見比べたいのに一文字目が違ってるのもいるせいで索引でも探しにくくてオイオイなんだこれはと最初は困ったんやけど、それが何でなのかもちゃんと書いてあって納得した。
種や遺伝子の残り方の話も面白かったし、素人にも分かりやすく伝える工夫がいっぱいしてあった。
最新版をくれ。
こーいうのの最新版ほしいけど、ワンダフルライフはやっぱ読んどいた方がいいのかな。

この中の生き物だと、エルドニアがインパクトあって好きやな。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

最新の発見や発表をうまくまとめている。綺麗なCGと、実際の化石写真も掲載。カンブリア紀といっても1億年弱に迫るかなりの年月だが、その期間内での生物群も時系列で紹介してくれている。
カンブリア時代すでに現生種のすべての門がデザイン済みとして登場しているのは注目に値するが、たまに出てくる分類不明の動物登場はテンション上がる
もともとバージェス頁岩や、雲南省の澄江(チェンジャン)動物群が有名ながら、新しく見つかった地域の紹介もあり。カンガルー島やスウェーデンのほか、北グリーンランドのシリウスパセットなんてほぼ北極圏みたいなところで化石が見つかってるのは驚き

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2019年03月29日

Posted by ブクログ

スティーヴン・ジェイ・グールド『ワンダフル・ライフ』(2000年、早川書房)を刊行時に読んでいたので、その後のカンブリア紀動物群の研究がどんな風に進展したのかを知ることができて良かった。

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2019年03月20日

Posted by ブクログ

カンブリア爆発の不思議な生き物たち~地球はかつて二度の全地球凍結を経ている。22億年前には真核細胞が生まれ、7億年前に多細胞動物が生まれた。直径400kmの姻戚の衝突による灼熱の大異変で微生物までが消えたが、絶滅は免れた。エティカラ紀は平和だったが、5億4100年前海の中に突如大量の様々な生物が現れ、現在の生物に見られる基本的な身体のしくみを作り上げた。海綿動物門・刺胞動物門(クラゲ・イソギンチャク)・腕足動物門(シャミセンガイ)・軟体動物門(巻き貝・二枚貝・タコ・イカ)・環形動物門(ゴカイ・ウミケムシ)・有爪動物門(カギムシ)・鰓曳動物門(エラヒキムシ)・節足動物門(エビ・カニ・昆虫)・棘皮動物門(ウニ・ヒトデ・ウミユリ)・脊索動物門(魚類・爬虫類・ほ乳類)~本当に変な生き物が現れて消えたモノだけど、今残っている生き物も相当変わっているかも

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2017年04月16日

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