あらすじ
星野凜の研究づけの毎日は、妹の駆け落ちで滅茶苦茶に。妹達を連れ戻すべく、まずは妹の恋人の兄・プレストンの元へ乗り込む。アメリカの経済界で有名な一族の御曹司であり、完璧なセレブリティの彼は取り付く島もなかったが、どんな気紛れか同行を申し出る。旅の途中、欲望を揺さぶる出来事が…! 青灰色の瞳は冷たくて。でも猛々しい熱も孕んでいて。二人はあの夜を忘れバハマに向かうが、嵐で遭難してしまう。無人島でプレストンの切ない過去と心に触れた凜だが、実は!?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ストレスフリー、安定のうらら節で一気読み。
社長子息×生真面目な日系人?
受けの妹が攻めの弟と駆け落ち。連れ戻すために攻めの会社に駆け込み、成り行きで攻めと共に二人を追うことに。
ノンケの攻めが受けにムラムラ~乳首&巨ちんネタはお約束。
ん…たまには絵師さん変えたほうがファン層増えるのになぁ~って。ちょっとイメージと合わなかった(嫌いな漫画家さんではないんだけど…)
Posted by ブクログ
▼あらすじ
星野凜の研究づけの毎日は、妹の駆け落ちで滅茶苦茶に。妹達を連れ戻すべく、まずは妹の恋人の兄・プレストンの元へ乗り込む。アメリカの経済界で有名な一族の御曹司であり、完璧なセレブリティの彼は取り付く島もなかったが、どんな気紛れか同行を申し出る。旅の途中、欲望を揺さぶる出来事が…!
青灰色の瞳は冷たくて。でも猛々しい熱も孕んでいて。二人はあの夜を忘れバハマに向かうが、嵐で遭難してしまう。無人島でプレストンの切ない過去と心に触れた凜だが、実は!?
***
イラストはあまり好みではなかったのですが、ストーリーの方はかなり良く、途中で中弛みする事なく最初から最後までしっかりと楽しめた作品でした。
物語は受けの妹と攻めの弟が駆け落ちしたことろから始まり、そんな二人を説得して連れ戻すべく攻めと受けが逃げ回る二人の後を共に追い掛けていくストーリーなんですが、ニューヨークからカナダ、そしてバハマと舞台が次々と移り変わって行くのが楽しく、情景の描写も丁寧なのでちょっとした旅行気分を味わう事が出来るお話でした(笑)
あらすじをしっかり読んでいなかったので突然の無人島生活、サバイバル展開には驚いたけど、それはそれで読み応えがあって面白かったですし、作者さんがあとがきでロマンティック成分多めと言っている事もあって、夜の海で泳ぎながら星を眺めたり、二人で虹を見たりと、島ならではの素敵なシーンも多く、読んでて飽きないな、といった印象でした。
また、攻めは割と早い内から受けに好意を寄せているのですが、受けが奥ゆかしくて慎重派な為、攻めも距離感を測りかねている様子が伝わって来て微笑ましかったです。
確かにちょっぴり傲慢だし、たまに暴走しがちだけど、受けが嫌がる事は決してしないので、そういうところが紳士で良いな、と思いました(^^)
あと、生粋のセレブそうに見えて実は結構シリアスな背景を背負っていて、今まで苦労してきたって設定も好感が持てて良かったです。
攻めと受け、両視点から物語が描かれているのでお互いの気持ちの変化や感情が分かりやすく、全体的に見て心理描写も丁寧に描けているように感じました。
…ただ、無人島じゃなかったってオチは予想してなくて本当に吃驚(笑)
海上警備隊に手を回してまで無人島に見せかけるって、いくら受けを手に入れたいからって流石にちょっとやり過ぎな気もしましたが、肝心の騙された方が怒ってないし…まぁ、良いのか?(^^;)
お騒がせ駆け落ちカップルも最後は別れたとはいえ良い終わり方だったみたいだし、攻めと受けは言わずもがなラブラブに落ち着いて、読後感はかなり良かったです。
欲を言えば二人の初えっちをもう少しこってり描いて欲しかったかな…。
ページの都合の関係か、肝心な初えっちが割とあっさりめに終わってしまったのが少し残念に思いました。
それでも、テンポ良く進むストーリーは読んでいて気持ちが良かったですし、糖度高めのお話なので、疲れている時やノンストレスでBLを楽しみたい方にはまさにうってつけのお話だと思います。私には思いがけずヒットした作品でした☆