【感想・ネタバレ】北斎 HOKUSAI ジャパノロジー・コレクションのレビュー

あらすじ

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画業一筋に生きた“画狂人”葛飾北斎。生涯3万点もの絵を描いたと言われるが、その作画領域は年を経るごとに変化、最晩年まで精力的に様々な素材、媒体に挑戦した。『冨嶽三十六景』『北斎漫画』『諸国名橋奇覧』をはじめとする多彩な作品群の中から代表的なジャンルを厳選し、それぞれの特色と観賞の仕方を解説。独創的な構図や、スケールを感じさせる風景処理、高度な写実描写などの表現をその作品から丁寧に読み解く、北斎入門の決定版。

第一章 北斎の表現
水を凝視する
幾何学で描く
宗理風美人

第二章 北斎と文学
狂歌摺物と狂歌絵本
読本挿絵

第三章 絵本と絵手本
絵本
絵手本

第四章 北斎の風景画
洋風版画
冨嶽三十六景
諸国名橋奇覧
諸国瀧廻り
鳥瞰図

第五章 さまざまな画題
花鳥を描く
物語絵

終章

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Posted by ブクログ

カラーの美しい図版とテーマにそって時期ごとの特徴なども解説されています。北斎の魅力がよく伝わってくる本だと思います。

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2022年07月31日

Posted by ブクログ

すみだ北斎美術館で開催中の企画展「変幻自在! 北斎のウォーターワールド」。
その鑑賞後に、ミュージアムショップで購入。

「北斎入門の決定版。わかりやすいです」とのポップに偽りなし。

誰よりも北斎を愛し、その維持・普及・発展に日々携わる美術館員の方の言葉に偽りはなかった。


北斎の膨大な作品群に触れて思う。

その美しさ。
その豪快さ。
そのユーモア。

一日美術館にいても、時間が足りないぐらいだ。


西洋の印象派の画家達に大きな影響を与えたことはあまりにも有名。

輸出された陶器の詰め物に用いられていた浮世絵「北斎漫画」がその始まりというのだから、歴史は面白い。

そして、その鮮やかな筆致は手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫ら昭和に花開いた漫画文化や、現代のアニメ、クール・ジャパンの源流との感も抱かせる。

人生50年と言われた江戸の世で90歳まで生き抜き筆を取り続けた北斎。

死ぬまで新しいジャンルに挑戦し続け、更に上を目指して精進したその気迫。

世界を席巻したGreat Waveは、現代にも生き続けている。

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2018年05月13日

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