【感想・ネタバレ】生きるのが楽になる禅の言葉 とらわれない、気にしない、悩まないのレビュー

あらすじ

厳しい修行に明け暮れる僧と、端正で凜とした枯山水の庭。なにか堅苦しく近寄りがたいイメージのある禅宗ですが、宗派のイメージとはうらはらに、禅僧には型破りな人物が多く、彼らはその行動とともに、含蓄のある多くの名言を残したことでも知られています。道元・栄西をはじめ、一休・沢庵・良寛・白隠・仙がい・夢窓…。日本の禅宗史に残る名僧たちが吐く一語一語、いわゆる禅語(禅の言葉)は示唆に富んだものが多く、わたしたちの心に確実に響きます。悩んだとき、迷ったとき、報われたいとき、癒されたいとき、憎いとき、心が騒ぐとき…、人生でふと立ち止まったときに聞けば、心に寄り添ってくれる言葉がきっとあるはずです。迷って当たり前、迷うほど心豊かになる。人生は、そう難しくない。――こう思わせてくれる珠玉の言葉を、武田双雲の見事な書(カラー口絵付)とともに紹介!

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Posted by ブクログ

武田双雲氏の書が間に挟まっており、それを見ているだけでも楽しいです。

仏教系の学校に通っていたのもあり、仏教の考えは気づくと近いところにあることが多いのですが、かなり心理学や、心の科学の要素が強いなと本書で再確認しました。

禅は、物事にとらわれない、ありのままを見つめるというところをとても大事にしています。教えはシンプルですが、それ故貫くのはとてもむずかしい。

しかし、とらわれない考え方が身についてくると、自分がわかり、すべきことがわかり、今が輝くように作用していきます。

浄土はわが心のうちにあり。外に仏を求めず、自分の心に向き合う姿勢を説くのは一休宗純です。みだりに仏を崇めないスタイルは破戒僧だと呼ばれる所以ですが、今をあるがままに見つめる大事さを問うてるように思います。

一期一会、も禅の言葉です。井伊直弼の言葉だったとは知りませんでしたが。。。

同時期に読んでいたアドラー心理学の本と比べて、かなり共通する考え方が多く(と言うかほとんど同じに思えた)より理解を深める言ができたように思います。

読みやすいのでオススメ。

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2014年09月03日

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