【感想・ネタバレ】会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―のレビュー

あらすじ

東芝、オリンパス、NHK、第一勧業銀行、山一證券……なぜ彼らは道を踏み外したのか。いかにして法の網の目をくぐろうとしたのか。長年、社会部の経済事件担当記者として企業の不正を追及してきた著者が、独自取材をふんだんに盛り込み、事件の裏の裏まですべて明かす。バイセル取引、のれん代、にぎり、飛ばし等々、複雑な経済用語も徹底解説。あなたの会社は大丈夫? 全ての組織人必読の経済事件講座、開講!

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Posted by ブクログ

○東芝「不正経理」問題(2015年)
 不正の直接指示ではなく部下に忖度させる、東芝の「チャレンジ」という言葉がとても象徴的
○山一証券「飛ばし」事件(1997年)
 泣きながら会見をしていた当時の社長はたたき上げのいわゆるスケープゴードだったという哀愁
○オリンパス巨額「粉飾決済」事件(2012年
 財テクで生まれた損失を飛ばしていて、黒船に指摘されて明るみになったという恥
○NHK記者「インサイダー取り引き」問題(2008年)
 最近、報道発表前に株価が急落して急遽取り消した企業がいて、みんな似たようなことはしている印象
○第一勧業銀行と大手証券4社「総会屋利益供与」事件(1997年)
 人の魅力と魔力がすごいなという印象、総会のとりしきりだけでそんな大金動くのか?と思ってたけど、総会以外もいろいろあった模様
○石橋産業「手形詐欺」事件(2000年)
 許永中すごい、ハッタリのかまし方がすごい
○早稲田大学・マネーゲーム愛好会の「相場操縦」事件(2009年)
 若気の至り的な事件、スーパーフリー的なノリ
○ニューハーフ美容家「脱税」事件(2010年)
 金を持つと魑魅魍魎が群がってくる、美人には変な男が群がるのと似ていて、成功者も大変だなという印象
○クレディ・スイス証券元部長「脱税(無罪)」事件(2009年)
 検察の捜査の杜撰さがよくわかる
○ライブドア「粉飾決算」&村上ファンド「インサイダー取引」事件(2006年)
 ホリエモンは村上さんに焚きつけられたのかしら、これも検察の国策捜査っぽい

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2017年11月06日

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