あらすじ
箱根駅伝連覇の青山学院大学陸上部・原晋監督推薦!野口みずき、高橋尚子、有森裕子ら五輪メダリストをはじめ、青山学院大学駅伝チーム、イチロー、内川聖一、香川真司、長谷川穂積、高木虎之介ら、トップアスリートの特注シューズ・インソールを作り続けてきた「現代の名工」三村仁司。そんな著者が、アスリートたちとの知られざるエピソードを交えながら、「あと1秒」「あと1ミリ」夢に近づくための、アスリートとシューズ職人、プロフェッショナルたちの見えない努力を語り下ろした一冊。世界一のシューズ職人による「自分に合ったランニングシューズ」の選び方も伝授!!
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Posted by ブクログ
元アシックスの競技のシューズづくりのプロであり、現、mM.Lab(ミムラボ)でアディダスと専属契約した著者が語るシューズづくりの極意という感じでしょうか?
提供したのは、日本のマラソンでメダリストやサッカーの香川、野球のイチロー、広島の前田、巨人の吉村など、そうそうたる人が並ぶ。
選手にとって「疲れにくく」「けがや故障をしにくいシューズ」を目指しつつ、一流の選手の感性も大切にしつつ、「記録を伸ばす」という点ではシューズで弱いところを補強し、強いところを伸ばすなど、筋力トレーニング、テーピング、メンタルの面を含めて、難しい仕事だと思った。
巻末に簡易の靴の選び方が載っている。オーダーメイドの靴を作り、履ける時代が来ても、選手とシューズ提供者としての、人とのコミュニケーションは絶対に必要だと感じさせられるような本だった。
Posted by ブクログ
三村氏のこだわりは、プロダクトデザイナーに似て非なるものあり。顧客とのコミュニケーションと、真剣勝負のこだわり、提案。言われた通りに作るのではなく、ニーズの本質を解決してあげる職人魂。