【感想・ネタバレ】ひらかれる建築 ──「民主化」の作法のレビュー

あらすじ

ケンチクとタテモノ──。近代的夢の象徴としてイメージされてきたケンチクと経済行為として営々と生産されてきたタテモノ。一九七〇年代半ばに「建築家」を志して以来、つねにそのあいだで葛藤してきたが……。二一世紀、局面は大きく変わった──。居住のための「箱」から暮らし生きるための「場」へ。私たちの周りに十分すぎるほど用意された「箱」は今、人と人をつなぎ、むすぶ共空間〈コモン〉を創造し、コミュニティとなる。これからあるべき「ひらかれる建築」の姿を、「民主化」をキーワードに、関わった「三つの世代」の特徴と変遷から描き出す。

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Posted by ブクログ

今まで読んだ建築系書籍の中では思想的に最もためになった。どや建築にも通じるが、日本の建築界はもっとストックを活用すべきであり現にそうなってきている。その必要性をデータを使って証明しているのがこの本。著者は集合住宅についても過去の書籍でストックの問題を浮き彫りにしているようだ。その本も併せてみたい。

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2017年04月15日

Posted by ブクログ

アフターヌーンソサイエティの清水義次さんのお勧めで。3章以降がということだった。
戦後から今にかけての建築のあり方の流れについて説明している。
建物がごちゃごちゃしているのは民主主義の風景。
画一のものを大量供給する第1の民主化、そこからカスタマイズできるようにする第2の民主化、豊富になったストックを個々人が活用してていくのが第3の民主化。
民主主義というよりは、自由主義かと思った。景観を協定で整えるのも民主主義かなと思うので。

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2018年03月16日

Posted by ブクログ

芸術家建築家に対する違和感
住み手のニーズの多様化

第三世代の民主化

建築のイノベーション

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2017年02月17日

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