【感想・ネタバレ】無音の哀戀歌 ~さようなら、わたしの最愛~のレビュー

あらすじ

号泣必至!! ヒストリカル・ラブストーリー。革命前夜のフランス、パリ。降りしきる雨の中、自由奔放で美しい高級娼婦のジャンヌと身分を偽った凛々しき死刑執行人、シャルルは出会った。互いに惹かれあいながらも、けして許されることのない恋に身を委ねる2人の未来は──!? 甘く密やかに燃え上がるヒストリカル・ラブストーリー。表題作のほか、動乱のフランス革命期に一途な愛を貫いた、『嵐の狂想曲(カプリス)~暁を臨む天上の歌~』も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フランス革命時代のお話。

<無音の哀戀歌>
死刑執行人のシャルルと高級娼婦のジャンヌのお話。
ジャンヌ側ではなく、シャルル側から話が書かれていて、たまにはこういうのも好きです。

シャルルが自分の仕事が人に嫌われる仕事であることから、ジャンヌのことを思って別れたのに、結局最後は王宮に上がったジャンヌが死刑になったみたいで、なんか切ないです。

<嵐の狂想曲>
シャルルが同族の女性と結婚してもうけた息子アンリのお話。
フランス革命も後半にさしかかり、ものすごい数の人が断頭台に消えていきます。その裏ではこういう死刑執行人がいたんだなぁとしみじみ。

確かに死刑!って思っても、実際に死刑を執行するとなると、結局は法に認められた殺人ってことになるから、自分を殺さないとやっていけないんだろうなぁって思いました。

こっちのお話は最後はハッピーエンドで終わって、1冊通しては結構面白かったと思います。

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2011年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

11年8月刊
2010年度ノベル大賞佳作受賞作。
死刑執行人と娼婦の恋、という骨太なテーマのお話。
受賞作を本誌で読んだときは、なんか物足りない感じを受けたけど、続編はよかった。
フランス革命の中での死刑、生きること死ぬことの重み、革命家の気持ち、死刑執行人という家に生まれたことも革命で変えたかったという気持ちとか、いろいろとすごくよかった。
コバルトらしい一作で、これだからコバルトは癖になるんだよなぁ。

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2012年11月13日

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