【感想・ネタバレ】橋を架ける者たち――在日サッカー選手の群像のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年04月26日

★個人と民族と国家をまたぐのがまさにスポーツ★以前から疑問だったのは、資本主義の日本で育った選手が北朝鮮代表に入って、チームメイトとどのように交流するのかだった。本書はこの点にはあまり触れていないが、個人の責任とは全く異なる理由で苦境に置かれた選手たちとそれを支えた市政の熱い環境(Tリーグ)、そして...続きを読む離散者とマイノリティーのW杯であるCONIFAのルポは予想を超えたところで興味深かった。特にCONIFAは、参加チームを尊重するがナショナリズムの発揚は拒むところにスポーツの素晴らしさがある。

サッカーを通して民族と国家の狭間を描けるのは、著者ならではの分野だ。

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Posted by ブクログ 2017年04月10日

 これまでも、何人かの筆者が、このテーマに取り組んでいる。最初期よりも、選手の活躍の場は広がっている しかし、いつまで経っても、日本社会の偏見は消えないのか。
 WBCを見ていると、パスポートに拘るが故に、野球自体は各国に広がってはいないが、それをプレーする者達は、ずいぶんと多様性を持っていることを...続きを読む学んだ。また、ラグビーのように協会主義を取ることによって、より豊かな代表チームが編成できることもある。
 

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Posted by ブクログ 2017年02月27日

サッカー選手として成功して、サポーターから愛されて、国籍なんてどこでもいいじゃない、なんて軽く考えていた自分を反省。何もわかっていなかったけど、この本を読んで少しわかってきたことがある。もっと知らなければいけないことがたくさんあるな。

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Posted by ブクログ 2018年01月17日

「すばる」の連載を新書化したもの。
在日、朝鮮高校サッカー部出身者の(サッカー選手としての)人生に焦点を当て、その生き様を描いた。
私としては、知っていることも多かったが、FCコリアが出たもう一つのW杯は面白く読んだ。朝鮮学校唯一の日本人教師・藤代隆介さんも登場した。何人か友人が出ていてびっくりした...続きを読むが、まぁこういう本は売れないのだろう。マニアック過ぎるわな。

2016.11.8.

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