【感想・ネタバレ】コンピュータ開発のはてしない物語  起源から驚きの近未来までのレビュー

あらすじ

いまや日常的に使われ,身近にあふれるコンピュータ。その起源は実に3万5000年前まで遡ることができる。古代からの計算道具が,現在私たちの知るコンピュータに姿を変えるまでには,パスカルやライプニッツといった誰もが知る偉人,チューリングやノイマンなどコンピュータ科学の基礎を築いた先駆者たちの壮大なドラマがあった。現代に続くパソコンの開発競争,最新鋭のコンピュータまで報告しつつ,さらには未来のコンピュータの姿を探る。※本書は「コンピュータ史」(オーム社,1983年)を全面改訂のうえ,改題したものです。

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Posted by ブクログ

計算機の歴史を俯瞰してみる内容となっている。時代は旧石器時代から現在までとなっていて、内容としてはコンピュータの歴史の入門としては悪くない感じ。

ただし、パラメトロンコンピュータを初めとした国産計算機黎明記の話題については遠藤諭著の「計算機屋かく戦えり」(ISBN-13: 978-4756146786)よりだいぶ内容が薄いし、米国のそれについてもポール E.セルージ 著「モダン・コンピューティングの歴史」(ISBN-13: 978-4624000233)よりもだいぶ薄く、特にDECを中心としたミニコンピュータの歴史は無視されているのは残念だ。

ただ、そこまでの詳細を深追いしていくのはこの本の主旨では無いのだろう。

とりあえず中高生が計算機の歴史について俯瞰的に読む読み物としては大変良いのでは無いかと思う。

また、本書とほぼ同主旨で書かれていると思われる本としては、「モダン・コンピューティングの歴史」と同著者による「コンピュータって: 機械式計算機からスマホまで」(ISBN-13: 978-4492762134)があり、翻訳の巧みさもあって、こちらもおすすめである。

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2016年03月14日

Posted by ブクログ

コンピュータの歴史としての昔~現在~未来を詳細に解説。切っても切れないインターネットに関する内容もあります。

なお、技術面(数式など)は皆無なので、一般人でも読みやすいと思いました。

技術要素は無いですが、読み物として面白く読ませてもらいました。

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2016年01月03日

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