【感想・ネタバレ】まもって守護月天! 解封の章 2巻のレビュー

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守護月天のジレンマ

2020年03月30日

「まもって守護月天!」再始動となる第二巻目、物語は相変わらずゆっくり進んでいく

→我慢できない!(第7話)
太助の試み。思春期だから止むを得まいが……こんな調子で封印を解くとか大丈夫か?

→数か月ぶりのシャオさんと(第8話)
宮内再登場回。小璘の一喜一憂に翻弄されるプレイボーイ(笑)...続きを読む
にしても悩みを尋ねる相手が宮内とは、この無防備さは男にとっては猛毒だ

宮内が三年で悟ったのは自身の抱える「役目のコンプレックス」なら
ある意味では小璘と何処か似通っているかも知れない

→七梨先輩がんばって!(第9話)
愛原再登場、そして遊園地でのトリプルデート回。恋に恋する乙女ですら匙を投げる太助の不甲斐なさ
いいぞ、もっと言ってやれ(実際幻滅していると思う)

ただ一方的に想うだけの恋の清算を愛原は一人でに行うが
奇しくもそれは太助の状況にも似ている

→どっちを選べば(第10話)
まさかの核心回。冒頭の意味深な言葉が気になる。遠い昔の彼女が選んで逆に捨てたものは果たして何だろう
もしかしたら、それは「心(もしくは人としての生)」そのものか?

緩やかな時間の中で彼女にも選択が迫っている。それでも背けるのは彼女の抱える役目だからか?

→万難地天の新たな試練[1](第11話)
紀柳再登場回。達観している彼女ですら唯一気掛かりなのは二人の行方か
そして紀柳視点での洞察も鋭い。小璘を遠くから見つめる不幸な人生だからこそ、汝昂の使命も生きると

何もしない主殿の問題もあるが、それ以上に小璘自身にも問題はあると思うのだが

→万難地天の新たな試練[2](第12話)
借りぐらしの小璘。不幸から守る事以上に誰かの心を守るのは難しい
他の何かが必要という事は、それも彼女が捨てたものの中にあるのだろうか

そして山野辺も何かに気付く。それが物語の核心か

→悩める星神たち(番外編)
星神がいい奴過ぎる。孤独な彼女にとっては家族でもあるんだろうな

【総評】
物語の核心は恐らく「不幸が起きなくなった世界で守護月天は何を拠り所に生きれば良いか」に尽きる
まさに役目の矛盾であり、小璘の抱える大きなジレンマだ

これが解決したら小璘はどうなってしまうのか
続巻に期待が弾む

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