あらすじ
部下とどうしてもうまくいかない。チームがなかなか1つにならない。もっと強力な人間関係を作りたい。そんな悩みを持つすべてのリーダーへ、最強のチームを作る秘密、お教えします! それは「壁を崩して、橋をかける」こと。ビジネスの世界で、部下の力をしっかり引き出し、強力なチームを築きあげて結果を出しているリーダーは誰もが「クロスコミュニケーション」と呼ばれる技術を使って、チームの中にある壁を崩し、相互にしっかりした橋を架けることに成功しています。あなたもこの本を読んで、最強チームを作るための第一歩を踏み出しましょう!!
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Posted by ブクログ
日本独自の文化を元にした成功、成長法則を伝える講演会やコンサルティングを行っている著者が、主に上司と部下のコミュニケーションについて書いた一冊。
サブタイトルでは、結果を出すリーダーがやっているたった1つのことと唄っているけど、途中までは、1つじゃないやん!って突っ込みたくなる感じだったけど、最後の章では、その1つのことがクロスコミュニケーションという、お互いが壁を崩して心を通じ合わせることだとまとめてあった。
この本の中でのクロスコミュニケーションは、個人間の関わり方についてだが、日産を立て直したカルロス・ゴーン氏が積極的に行った企業改革も、各セクションごとで分けるのではなく、垣根を無くしてコミュニケーションや報告、連絡をさせることだった。
結局、人間通しの関わりに壁を作ってしまったら、相手の気持ちをわかろうという気持ちにはならないし、相手のために何かやろうという気持ちにもならない。上司と部下という関係であれば、ちょっとしたことでも簡単にできてしまう壁を、
上司が一方的に崩そうとしても、なかなか崩れるものでもなく、ましてや橋を架けて心を通じ合わせることは簡単ではない。まずは、初めから壁を作らない、作らせない意識をもち、心の扉を解放することが大切だと感じた。